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国道にある温度計が37℃だったと言って店にお越しになられたお客様がいましたが、どうしても最初は猛暑が続くお天気の話になってしまいます。
- 前略 夏空さん -
サンサンと照りつける太陽さん。
そろそろ手加減してもいい季節に入ったと思うのですが・・・
9月が近いことを知らないのかな~
それとも空の時計が間違っているのか、この暑さに疲れが抜けきりません。
地上に住む人間を含めた生物は、充分過ぎるくらいに この日差しと暑さを頂戴しました。
夏空さん・・・これで充分です。
できることであれば、これからは小さな秋を届けて欲しいな~
誰もが待ち望んでいます。
だからこの手紙、受け取ってください。
今の正直な気持ちがこんな文になってしまいました。
少し気晴らしになったみたい。
西日の突き刺すような熱を 肌で感じながら今日の記事を書く事にします。
今日は次女「萌」のピアノの発表会です。
会場は金沢国際ホテルで娘の出る時間を見計らって見に行ってきました。
プログラムを見れば、最後の演奏になっていましたが、はたして弾けるのか心配です。
と言うのは、仕事が忙しくて、まったく練習をしていないんですね~
辞退することも考えたようで、とりあえずは、連弾だけ参加することになったみたいで・・・
そして、最後に出てまいりました。
右が次女で左が長女の同級生。
あまり深く考える必要もないのですが、二人の呼吸は合わなかったようで、不満の残る演奏だったみたいです。
練習不足が本番に出たのでしょう・・・
彼女の演奏を見届け、午後から店で仕事に付きましたが、今回の発表会で心にくいことを長女が考えてくれましてね~
それはお母さんの高校時代からの大親友である「山ちゃん」に、この発表会のお誘いをしてくれていたんです。
(男親では気がつかないことです)
彼女は妻の亡き後、癌との闘病生活が始まり、数か月前に治療を終えて普通の生活に戻れたばかり。
子供たちとも長い間、顔を合わせることがありませんでした。
長女はそのことも気にしていたのでしょうか、来てくれるという返事をもらった時は嬉しかったですね~
その「やまちゃん」が、萌の演奏を見に来てくれていました。
娘たちの横に座っている後ろ姿を目にした時は、どうしてもお母さんの姿を探してしまいます。
少し体重が落ちたと言っていましたが、以前と変わらない様子で、元気が姿を見ることが出来て安心致しました。
そんな彼女のバッグの中には妻の写真が・・・
小さな額に入った写真をバックに忍ばせ、妻にも聞かせてくれていたのです。
チラッと写真を目にした私ですが、心の中で生きているお母さんを見ることが出来て、本当に嬉しく感じていました。
演奏会後は、テーブルを囲んで昼食会です。
私は主席しませんでしたが、母親代わりになって娘二人と過ごしてくれてたことを有難く思っています。
妻がいなくなり、妻との繋がりが深い親友との関係を どのようにして関わり持ったらいいのか、悩むところがありました。
そんな時に娘が取った行動には感心させられていて、気配りをする姿はお母さん譲りみたいで助かっています。
今日の主役は「萌」なのに、何故か心の中では、「山ちゃん」です。
体調の加減もあっかもしれないのに、こうして会うことが出来て嬉しく思いました。
それに長女にも感謝です。
ありがとう・・・・・