季節の麻のれん・そして「魅力という木」の話

展示会の後始末も、ようやくめどがつき、普段の店になりつつあります。

ところが、気を緩めた途端に溜まっていた疲れが出たのか、グッタリしてしまって・・・

 

寒さも影響しているのかもしれませんが、何もしないで横になりたいと思いっている私です。

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今日は或る方から大柄の暖簾があったら紹介して欲しいとの相談がメールで届いていたもので紹介この場を借りて紹介したいと思います。

 

 

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最初に「つばきさんりん」という手描きの麻暖簾です。(¥27、300)

 

 

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「大椿」(26、250)

 

 

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そして、「べにうめ」という柄です。(27、300)

 

3点共に手描きの麻暖簾で大きさが90㎝幅の150㎝丈になります。

どうか参考にしてみてください。

 

 

それでは気分を変えて昨今の和装業界を考えてみようと思います。

 

月末でもあり、営業を兼ねて仕入れ先の担当者が尋ねてまいりますが、今年の秋は例年にも増して様子がおかしいことを口を揃えるようにして言っています。

 

その話を聞いていて、景気が低迷しているだけに、いつもと同じ取り組み方では通用しない時代が来ている。

そんなことを感じて仕方ありません。

 

業界で仕事をしていた段階世代の人達は、昔を懐かしみながら語ります。

物を作れば、すぐに品切れを起こす時代があり、人が集まるところに店があれば、労せずとも売れていく日本があった。

時代は変わった、自分の出る幕がなくなってしまったと・・・。

 

高度成長期の日本はそうだったかもしれませんが、ライフスタイルも人間の価値観も様変わりしてしまいました。

 

その中で着物はおしゃれをする衣類として、今の時代に根付いてきているのではないでしょうか・・・

仮にそう考えた時に、私達業界人はおしゃれの提案ができているのか、きもの初心者に優しい環境が作れているのか、疑問に感じてしまいます。

 

気が遠くなるような話になるかもしれませんが、生活者を引きつける「魅力という木」を育てることが、和装業界に求められているのではないかな~

 

業界人は気づいているのに、辛抱強く時間を使う余裕がなくなっているんですね~

 

一言では言い尽くせない、複雑な背景が絡み合っていますが、この業界に魅力を感じないということになれば、後継者は育たないし、関心を持つ着物愛好家も激減し、しいては「魅力という木」が枯れることにもなりかねません。

 

簡単ではありませんが、覚悟を決めて毎日が真剣勝負しないといけませんよね。

 

気難しい話になりましたが、今日の記事にしてみました。

頭がボートしています。

 

今日はこれにて終わらせてもらいます。

お休みなさい。

  

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