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京都で見てきた荷物が入荷しはじめ、次なる売り場の構想を考えているところです。
ところが、豪雪で肉体労働にあけくれ、頭の細胞を使っていなかったこともあるのか、勘が冴えません。
チョッと疲れたかも・・・
今日は私の大好きな真綿紬をおしゃれな感じにコーディネートしてみました。
ご紹介したいと思います。
それは こちらの写真です。
石川県の地で手引き真綿糸から織られた士乎路(しおじ)紬。
渋い色合いによろけた感じの縞柄、それも縞の色が赤っぽいところが、これまでにはなかった味を出しています。
帯を合わせてみました。
ポイントは春が近付いたことで帯で明るさを出し、着物と帯の中から共通の色を有効に使って、シンプルさを演出してみたことです。
違うアングルから画像を大きくしてみました。
帯に使われている色と着物の色が ほぼ一緒でスッキリした感じに見えるでしょ・・・。
次は帯締めの色です。
この場合、着物や帯の色合いから少し離れた色を持ってくると、おしゃれ感も増すのではないかと考え、ピンク紫にグレーという色で春を意識してみました。
そして遊び心で より一層装いが楽しくなる音符の鼻緒で〆てみました・・・。
とても素敵なコーディネートになったと思いませんか。
これで音楽コンサート鑑賞なんて、とてもおしゃれでしょうね~
さて、ここでもう一つ付け加えたい事は、真綿という上質な士乎路紬の素材です。
手に触れるだけで、つきたてのお餅のような柔らかさを感じ取ることができて、気持ちがいいんですね~
加えて軽いことも真綿紬の特徴で、長時間お召しになっていても、疲れが少ないことでしょう・・・。
足元が良くなるとおしゃれも楽しくなります。
小紋などの染めものも悪くないが、たまには紬で過ごす一日も小洒落ていてよろしいのでは・・・
外が春らしくなったことで、着物姿で遊びに来られた方が午前と午後にそれぞれにありました。
嬉しいではありませんか。
私が待ち望んでいた春をお客様が届けてくれたのでしょう・・・
このような日がいつまでも続くとは思っていませんが、ウキウキした気持ちで仕事ができるようになって喜んでおります。
それでは今日はこれにて終わることに致します。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







