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雪にさらされた大地にサンサントと太陽の光が降り注ぎます。
心から待ちかねた春の日差しに 心が満たされ幸せ気分。
大雪で今年一度も足を踏み入れていなかった山沿いの地域に情報紙を持って外回りです。
空も水も、空気も澄みきって、生命が誕生するエネルギーのようなものを感じます。
ここは春の香を放つ幸せの楽園、最高の世界です。
民家はいまだに雪に囲まれ、雪解け水が川のせせらぎのように道を流れます。
これらすべての風景が田舎そのもので、便利なものはなにひとつないのに心が豊かになるのは、どうしてでしょう・・・。
幼き頃の故郷によく似ているからでしょうか・・・
今日のように天気がいいから、いろんなことが頭の中で走り回っているのかもしれませんね。
とにかく静かで人気のない田舎の風景がとても好きです。
ここに映る電車は私の地域を走る私鉄電車ですが のどかでしょ・・・
店の近くにある踏切ですが、この辺りまで来ると雪は随分少なくなり、生活に不便さを感じることはありません。
春の日差しを浴びながら、情報紙を配り歩いた一日でした。
雪でお母さんのお墓に会いに行くことが出来なくて、心のどこかで申し訳なく思っていたときに、この小春日和。
無性に春を届けたくて、花屋さんで花を買い求め お母さんの元へ・・・
雪で墓地に入れるか心配でしたが行ってみることにしました。
やはり革靴では無理がありました。
踏み固められた細い雪道を恐る恐る歩きながらようやくお母さんと再会です。
元旦にお参りをしたお花は茶色く枯れ、寒い中、雪に埋まっていたかと思うと可哀そうでたまりませんでした。
お線香もロウソクもありません。
ただ春を届けたくて会いに来ました。
そのことを告げて、仕事に戻った私でした。
冬が来て春が来る。
こうした自然の営みを50数回経験していますが、自然の力って偉大ですよね~
学び取りたいものです。
今日は天気に浮かれる一日で、我が町の風景をお届けさせていただきました。
それではまた明日。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






