◆
自分に取りましては久しぶりの京都入り。
京都の吹く風は冷たいものの、明るい日差しがアスファルトを照らし、北陸に住む私にしてみれば気分は爽快です。
毎年お正月は沢山の人で賑わいをみせる京都だが、年が明け10日も過ぎるとその面影はなく、むしろ疲れを癒しているようにも見え、玄関先に飾られたお正月飾りが寂しそうでした。
私はいつものように、ワクワクする商品が仕入れ先に埋もれていないかと見て歩きましたが、毎月同じ事を繰り返している私には、目が慣れてしまっているのか、刺激の足りなさを感じていました。
そして、一部の仕入れ先では5月の端午の節句の合わせた古布の木目込み人形や、夏物の帯などが発表されていました。
こちらは麻のれんですが、「あけましておめでとう・・・」の挨拶がつい先ほど終わったかと思えば、次は端午の節句や夏物の商談です。
注文を取ってから物作りをするというサイクルは、今では当たり前になっていて、その仕組みに慣れたとはいえ、戸惑いを取り払えません。
或る会社では新作浴衣を発表していましたが、正直なところ焦点が合わなくて見送りました。
だって、一寸先がどのように変化するか判らないし、もう少し考える時間が欲しいというのが正直な気持ちです。
とはいえ、一流と言える着物専門店さんは、どのような状況に置かれても冷静な判断をされるのでしょうね~
あれこれ呟きながら2012年が始まりましたが、私達の業界の夜明けはまだまだ先という感じがしますが、こんな時期だからこそ、積極的に攻めた方が勝ちなのかもしれません。
具体的な根拠を示すことが出来ませんでしたが、そろそろ我慢から抜け出したいと思っている私です。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







