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こうして店舗を持っていると、店を覗きに新規客が訪れていただけるのですが、初めて顔を合わせることもあって、何を探しているのかを聞き出すことが難しく、お客様が警戒をしていることを感じます。
そうした中で、気持ち良くお帰るになられることに気を配ってはいますが、長年着物を取り扱っていて思う事は、本音でお話しが出来ないと、何もお客様に提供することが出来ない歯がゆさがあります。
着物は高価な品だけに、どの店で相談をしようかと判断できるものを探しているのだと思いますが、それだけに接客の在り方が問われなす。
着物は生活に密接した洋服とは違い解りにくい事が多いだけに、いろんな角度からお話をさせていただきたいのですが、それを拒むお客様だと、どうしてもストレスを感じてしまいます。
いずれにしても、お客様の心を掴む接客というものがいかに難しいことか・・・、振袖の営業に回り感じた一日でした。
今日は清楚な訪問着をアップしてみました。
入卒シーズンが控えていることから、お母様の装いを提案しておりますが、薄い銀ネズに金加工を加えた着物は、格調もあってとてもゴージャスです。
入卒以外にもパーティやお茶席の場にも知性溢ていて、流行に左右されない古典柄であるところにも魅力を感じていただけるのではないでしょうか・・・
格調を高める意味でも金地の帯でまとめ、スッキリ感を出してみました。
(写真がピンボケだったかもしれませんね。)
節分を意識した「オニねこ」という縁起物の置物です。
仕入れ先の担当者が良く売れているとのことで、私も売れる品にあやかりたいと思い担当者に押し切られた感じで揃えてみました。
高さが約6㎝程の品で、鯛・扇子・鯛を手に持っての登場です。
(中央奥は高さが約10㎝)
お値段は¥1、890で、大きいサイズは¥2、625の価格となります。
これも季節感を出すための提案ですが、小さいだけに定番商品の中に埋もれてしまいそうです。
新しい年を迎え半月が過ぎましたが、いまのところ結果を残せないでいます。
いつもなら焦りを感じているはずなのに、どうしたことでしょう・・・心が穏やかなんですね~
どうのお正月に読んだ本が心に住みついているからでしょう~
それは日々行う私の行為と福の神の関係で、「いつかきっと素敵な出会いが訪れる」、そんな根拠もない夢物語を信じ始めたからです。
心が豊かにならないと、見失うものがたくさんある。
そのことに気づかされたのかもしれませんね。
さて、明日はどんな日になるでしょう。
私のワクワク感はこの時間んも冷めることがありません。
それではみなさんお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま








コメント
素敵な御着物のUPが新年から楽しいひと時を創ってくれます。
2月は椿山荘とか、どんなお品揃えかしらと・・。こだわりの
振り袖展の予定はありませんか?いよいよ娘がもうすぐ。
過去の記事をみてはうっとりしてます。
お嬢様、ほんとかわいらしかった!
小物を整えていくようすもたのしくて。
それにしても、いつからセット売りが叫ばれるように?
初売りにWindowの帯に娘と見入っていたら、それは、つきません。と、まだ、セットで買うなんて言ってないのに。
あの帯におとなしい無地っぽい中振り袖とか夢みたのに。なんて
セット、セットの連呼で店をあとに。トホホでした。
岩手釜石様
ご無沙汰いたしております。
岩手釜石様からのメールを拝見した時に、震災で着物が流され方だと思い出しました。
その後、私の想像を超えるご苦労があったのではないかと思いますが、お元気な様子がメールからうかがうことができ、少しばかり安心しております。
そして、お嬢様も二十歳に近いお年頃になったみたいで、お振袖のご支度をご検討していらっしやるのであれば、是非お役に立ちたいと考えております。
とは言っても、岩手県まで出向くことは難しいのですが、幸いにも東京椿山荘にて着物の展示会が予定されていて、その会場にお振袖が沢山品揃えされます。
お母様としては、限られたご予算の中でご準備ができればとお考えになるのは当然のことで、その点について担当者に電話を入れてみました。
ここの仕入れ先は流行り物を作っている会社ではないこともあって、セット商品は準備されていませんが、振袖、袋帯、長襦袢の3点で50万前後から提案できるとのことです。
仮に3点で50万円だとしたなら、裏地やお仕立て代、帯〆帯揚げ、草履バッグなど一式揃えると60万円代後半の金額がかかるように思います。
この金額は一つの目安となりますが、着物が決まれば、ご予算に添うよう、帯や長襦袢、小物に至るまで私の店でご準備することも可能です。
もしも、椿山荘でお会いできるのであれば、是非ともお嬢様の振袖見立てをさせていただけないでしょうか。
言葉が足りないところもあるもので、お電話を頂けると嬉しく思います。
北国は私の住む土地より寒さが厳しいのではないかと想像していますが、どうか風邪を呼び寄せないよう気を付けてください。
きものふくしま店主 福島正弘