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昨日は過ごしやすい一日でしたが、一転して今日は風が舞い雨が降り止むことのない肌寒い日になりました。
お客様も少なく寂しい一日だったかもしれません。
店には初夏の商品が入荷しはじめていて、届いた荷物を広げては気持ちを高ぶらせています。
今日はその中から私のお気に入りのタペストリーを紹介したいと思います。
それがこちらのタペストリー。
商品名を「日の出団扇」と言いまして、数年前の図案を復活させた手描き商品です。
大きさが幅60×丈150㎝とワイドサイズになりますが、それだけに迫力があり、広い空間に提げると素敵でしょうね~
単純に団扇が二つ、水面から日が昇る風景に似ていることから「日の出団扇」という名が付いたのでしょう・・・。
早速、ご売約品となりましたが、今の段階でしたら描いていただくことが可能なこともあり、ここにアップさせていただきました。
お値段は税込¥23、100の品です。(麻100%)
数日前に帯〆帯揚げをお求め頂いたお客様が、「着物を着てる方を見かけない・・・」という話しをしていらっしゃいました。
そのことには私も感じていたことで、冬ともなれば普段に着物を着ている方は、私の生活圏の中で見かけることがありません。
都会と違い車社会だから、「外を歩かない」ということも考えられますが、趣味で着物を着る方はほんの一握りの方しかいないことを感じています。
着物を着て楽しめる場が少ないこともありますが、それだけに着物は式典や習い事の為に着るものとして考える方が多く、趣味で着物を楽しむところまで至っていないのが今の現状です。
生活に余裕がなくなっていることも理解しておかねばなりませんが、業界人として、着物愛好家を増やすために何をしたらよいのでしょう・・・
一つには私たちが着物を着て、おしゃれな姿を露出すること・・・
おしゃれな商品をコーディネートして、店頭やネットで目に触れてもららえ機会を作りだすこと・・・
芸能人が着物を着てメディアに登場していただける仕組みを作ること・・・
それにきもの雑誌も増やして欲しいな~
そして、一人で着物が着れる人を増やす努力をすること・・・
他にも、例えばの話しですが、「記念日には着物でディナーを・・・」というキャンペーンを全国で始め、ご協賛していただける店を集めて、その店から得点を提供していただくことで、着物を着る場を設けるのです。
そして、「着物は温かな心を通わす衣裳」みたいなイメージを育てるんですよ・・・。
夢物語かな~
さて、これたのことから自分の店で出来ることは・・・
その事を考え実行して行くことが、周りの環境を少しずつ変えることに繋がるのではないでしょうか。
こんなことを考えていると心が豊かになります。
もやもやしていた心がスッキリしました。
それでは今日はこの辺りで終わらせていただきます。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







