帯を変えて楽しむ着物コーディネート小紋編・そして新たなサービスの旗揚げ

 やった~・・・ついに案内状が完成致しました。

束縛された時間から開放された満足感に満たされホットしています。

 

お客様を始め、地域の方々に「神無月展」のメッセージがどのように伝わるかは未知数ですが、現在の私が出来ることを一生懸命考えて構成させていただきました。

 

会を開くまでには、まだまだ大きな山がありますが、一日いちにちを リセットしながら準備を進めたいと考えています。

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「神無月展」は10月19日(金)から22日(月)迄の4日間です。

どうか日程を整え、喉いていただければ幸せに思います。

 

それでは今日の投稿です。

 

今日は一枚の着物を遊びと習い事の時間とに使い分けたコーディネートをしてみました。

ご覧ください。

 

 

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着物は細かい格子柄の小紋です。

映像で見ると無地になって見えますが、商品の分類としては江戸小紋と捉えていただいてもよろしいかもしれません。

 

最初の合わせた帯は、ちりめん地の染めた全通の名古屋帯で、薄地の小紋を個性的にコーディネートしてみました。

 

この帯に使っている色が素敵でしょ・・・

特に紫に黄色が都会の街並みに合うのではないでしょうか?

そして、寒色の深みのある紺系がスパイシーな味を引き出し、おしゃれな装いを強調させています。

 

模様も江戸小紋調子でカジュアルが感じがいいな~

 

この着物をお茶席などの習い事にお召しになる場合には、もう少し格調のある帯を合わせる必要があります。

 

 

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着物の色に対して、温度差のない色使いの帯を合わせると上品にまとまります。

特に西陣織の名古屋帯が合わせやすいのではないでしょうか?

 

映像の帯は、その西陣織の帯です。

 

これが着物という正統派の枠の中に納まるコーディネートだと思いますが、帯を西陣織の黒地などを合わせると、着慣れた通の着こなしに変化することでしょう・・・。

 

このように主張の少ない着物は、帯が合わせやすく、TPOに合わせて楽しむことができます。

参考にしてみてください。

 

 

今回の案内状(チラシ)の裏側に私の想いを書き入れました。

 

もう一つの店の役割

 

長年この仕事を続けてきて、日本の民族衣装である着物が他国の衣裳のようになっていることに悲しさを覚えます。

 

そこには、着物が一人で着れない現実が存在していて、加えて着物のTPOも含めコーディネートの仕方やお手入れの仕方など、着物に対する扱いが解らないことが着物を遠ざけているのかもしれません。

 

だとするならば、呉服屋さんは単に物を売るだけではなく、タンスの中に眠る着物に対する、ドクター的役割が求められる時代になったと認識しなくてはなりません。

 

そこで、これまでの経験を生かし、「着物コーディネーター」としての役割を表に出して、障害を緩和できる仕事ができないかと考えています。

 

この仕事は私がもっとも好きな仕事のひとつで、着物と帯の合わせ方、帯締めた帯揚の色の合わせ方、季節に合ったコーディネートや、着物が楽しく着れる遊び道具の提案など、コーディネートの分野で力を注ぎたいと思っています。

 

形がないサービスなだけに、ご理解をいただけることが難しいかもしれませんが、着物が解らない人達のためにも「着物コーディネーター」として、相談ができる環境をこの店に設けることをここに宣言させていただきます。

 

 違和感があるかもしれませんが、地域でお役に立つ店になりたい、その願いのもとに新しい店の形を探っていきたいと考えています。

 

どうかご理解の上、気軽にご相談いただければ光栄に存じます。

 

                    着物コーディネーター 福島正弘

 

 

この文は、新たなサービスを地域の方々に理解していただくためのものです。

こうして言葉にすることで、無形のものを一つの形に出来るのではないかと考え、一歩踏み込んでみました。

 

勿論思い付きで宣言した訳ではありません。

 

以前からお客様との距離を縮めるために、何が必要で、今の自分に何が出来るのかを毎日考えていました。

その一つが、経費というリスクが極めて少ない「着物コーディネーター」としての道を選んでみたのです。

 

もしも、このサービスが地域の方々に受け入れられたら、必ず喜んでいただけることでしょう・・・。

それに着物の振興にも繋がります。

 

甘くはないでしょうが、チャレンジしてみる価値はあると考えています。

 

長くなりましたが、私の想いこのブログに記して今日を閉じたいと思います。

では、お休みなさい。

 

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