簡単長襦袢「き楽っく」の価格改正があります・そして或るご夫婦の出会い

 新しく世に出た簡単長襦袢「き楽っく」を先日(9月25日)、ブログ記事として投稿させていただきましたが、一部価格改正があったので知らせをさせていただきます。

 

面倒なことを取り払った簡単長襦袢「き楽っく」とは・・・新製品が店の登場しました

 

簡単長襦袢「き楽っく」は長襦袢の一つとして開発された商品です。

その商品の魅力としては、自宅で洗濯ができるということですが、単にそれだけのことなら市場にあるものとあまり変わりありません。

 

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特に売りにしたいセールスポイントは、いくつかのパーツがソフトファスナーやマジックテープで合体して長襦袢の形を作りだすということです。

 

このことが、着物によって裄の違いにをマジックテープで自由に変えられ、長襦袢の用途も袖を変えることで対応が可能になります。

着物愛好家には、実に便利な商品といえるでしょう・・・。

 

 

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ボディに着ているのが簡単長襦袢「き楽っく」という商品ですが、この写真には衿もなければ、着物袖が片方ありません。

 

これは「き楽っく」の機能性を知っていただくための写真で、ソフトファスナーで衿の取り付けが簡単なことから、衿を外し、マジックテープで袖が本体と繋がっているころを証明してくて片方の袖を取り除いた状態で紹介したものです。

 

前置きが長くなりましたが、先日の記事では半衿が付いた状態の衿と両袖が白袖になった、いわいる白長襦袢「き楽っく」を基本形として¥18.900の価格であることを申し上げました。

 

この点は変わりありませんが、お客様が袖がピンクやクリーム、又は柄が入ったものにして欲しいと相談された場合、別途、袖だけを¥5、250でご準備しなくてはならないことを申し上げました。

 

つまり、基本形の白袖の「き楽っく」¥18,900に加えて、お客様が希望される袖を一対¥5、250で用意しなくてはなりません。

そうなると白袖を必要としない方には、基本形の白袖はいらない訳で、お客様からご不満の声が出るのではないか・・・

 

担当者に、お客様の立場からすると親切ではないことを申し上げたところ、その点はゆずれないとの返答でした。

そこで、会社でもう一度話しあって欲しいとお願いしていた訳ですが、今朝、担当者から電話が入り、

白袖が付いた基本形は¥189.00は変わりませんが、袖を色物や柄物に変えた場合は¥20.475としてメニューが増えたことの連絡をいただきました。

 

但し、袖丈は49㎝(1尺3寸)に限るとの事です。

 

販売価格に細かな端数が出るのが少し不満ですが、少し前進したことで、お客様に胸を張ってご紹介が出来るようになりました。

 

この商品については、10月19日からの4日間、店内で開催する「神無月の会」にて、選べる袖の模様を揃えご紹介したいと考えています。

勿論従来のおしゃれ襦袢も揃えていますので、参考にしていただけたら嬉しく思います。

 

 

さて話は変わりますが、初めてお見かけするご夫婦が季節のタペストリーを見に来て下さいましてね~

 

お話しをしていると近隣の方でないような気がして、お尋ねしてみると、隣の小松市からお越しになられたとの事です。

 

そうなると、お客様に興味を引かれます。

 

お見立てをしながら、いろんな話から私のブログをご覧になられていることが判りましてね~

それも、私とよく似た年齢のご主人が、私の記事をご覧になられているとのことでした。

 

嬉しいではありませんか・・・

 

これも何かのご縁です。

ソファーに座っていただいていろんな話を聞かせていただくと、地元のテレビ局の「花を贈ろう」という番組に私と娘が出たことが店を知るきっかけだったそうです。

 

映し出された映像に気になるタペストリーが目に入り、店を検索したことからブログをご覧になられるようになったとおっしゃっていました。

 

確か昨年の5月頃の放映だったと記憶しておりますが、こうして店に尋ねていただくまでに、一年以上もの時間がかかったことになります。

 

何が言いたいかと申しますと、商売の道は「芽が出る・花が咲く」という結果を残すまでには随分時間がかかるということです。

 

今回のように初めての出会いが結果を残したという訳ではないかもしれませんが、元気をいただいた事だけは確かです。

 

この世には何十億の人間がいて、私の店の存在なんて大きな浜辺の砂の一粒なのかもしれません。

もしかしたら、波の呑みこまれ、海底に沈んでいる砂なのかもしれません。

 

そうした中で、この店の存在を知っていただいているということは、何事にも変えがたいものがあります。

一つの出合い、一人の出逢い、大切にしないといけませんね。

 

信じる事、信じて待つこと、商売にはこのような側面も必要だと改めて感じたご夫婦の出会いでした。

 

 

ありがとうございました。

10月の「神無月の会」に再びお越しいただけるとのことで、お待ち申しあげております。

 

それでは、これで今日を閉じることに致します。

お休みなさい。