「仲秋の名月」と今月を振り返り今思うこととは・・・

 台風の影響であいにくの天気になりましたが今日は「仲秋の名月」です。

 

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十五夜を楽しむことが出来ませんが、月見の習慣は、もともと農耕行事の一つだったといわれています。

 

旧暦の8月15日の満月の夜、月見団子とイモなどの畑作物や果物を供え、ススキを飾って月を祭りました。

暦が普及する前は、月々の満月の日を生活の節目ととらえていて、この月の満ち欠けの周期が旧暦のもとになりました。

 

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この日は、初穂祭りでもあり、収穫したばかりの作物を供え、神に感謝したそうです。

 

月の語源はもともと「ツク」と発音したいわれているそうな・・・

着く・付く・憑くなどたくさんの言葉がありますが、民俗学では本来「憑く」という意味があったと伝えられています。

 

つまり、月には全知全能の神が「憑いている」という考えが根底にあったようです。

 

なんとも奥ゆかしい話しですが、私たち現代人は昔の営みを知ろうともぜずカレンダーを見て、「今日が十五夜なんだ~」、そんな感じで恵みに感謝することを忘れているのかもしれませんね。

 

何事にも意味を持つ「日本の文化」、純粋な心で受け入れられる大人になりたいものです。

 

 

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そして昨日、次女の結婚式の写真が出来上がったとカメラ屋さんから連絡があり、もらってまいりました。

 

アルバムを広げると、ひと月前のことが浮かび上がって来ますが、若い二人は、今どうしているのでしょう・・・。

その様子が届いてこなくて寂しく感じますが、新しい生活を楽しんでいるのではないかと想像しています。

 

もしも妻がいたなら、積極的に気に掛けてやることが出来たのかもしれません。

これが父親と子供の関係なのかもしれませんね。

 

 

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そんなことを呟きながら妻の姿を追い求めてしまいますが、9月の月末は月命日です。

近況報告にお墓参りをしてまいりました。

 

地上では見えない仲秋の名月を、お茶会でも開いて楽しんでいることでしょう。

 

お母さんがいなくなって4年近くなりますが、月日と共に寂しさにも慣れたものの、寂しさが消え去ることはありません。

おそらく子供たちも言葉にはしないが、同じ気持ちでいると思います。

 

お母さん・・・

いろんな障害があって、思っているようには進まないのが生きるということならば、どうか子供たちに力を貸してやってください。

そして、私にも・・・。

 

皆、心の映る笑顔を心の支えとしていることだけは確かです。

頼りない父親だけど、応援していてくださいね。

 

 

ところで明日から月が変わります。

9月は残暑に悩まされましたが、運も変わり本格的な秋が巡ってくることでしょう・・・

 

その始まりは京都出張から始まります。

 

10月は「神無月の会」も控えていることから、絞りこんで仕入れ先を見て歩きたいと考えていますが、目指すは楽しい店、鮮度の高い店を創ることです。

 

限られた時間ですが、その源となるものを京都で探してまいりたいと思っています。

 

それでは、いろんなことを投げかけてくれた9月に感謝して今月を閉じることに致します。

 

お休みなさい。

  

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