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今日は珍しい柄の小紋柄をコーディネートしたのでお楽しみください。
以前にも登場した犬柄の小紋でが、とても可愛いもので帯を変えて登場させました。
墨黒の地色に、足跡と犬輪郭を絞り、黄色と墨色で犬の表情を表現した珍品です。
着物が花柄ばかりでつまらないと感じている方には、心を揺さぶる模様かもしれませんね。
ましてや、犬好きだとしたら目から鱗かも・・・
合わせた帯も大人っぽくて、色の相性もピッタリ。
これこそ、着物を楽しむ着物です。
遊びの着物なのに、帯〆と帯揚げに紫を使ってコーディネートを整えると、凛とした上品な装いに変化するから不思議です。
ここに色を重ねて成り立つ美しさが存在するのだと思います。
品よくおしゃれを楽しんでみたい方、この犬柄の小紋はいいですよ~
この装いで春を楽しんでいただければ、最高の気分になることでしょう。
これがオンリーワン(犬)の装いです。
仕事の合間に、お母さんの墓参りをしてまいりました。
お彼岸ということで、多くの人がご先祖様に会いに来ていて、いつも静かな墓地は、お花でいっぱいです。
お母さんも退屈することはなかったでしょう。
生前、お母さんは私によく言っていました。
「毎日自宅と店の往復をするだけの生活に、ストレスが溜まってしょうがない」、と・・・
私は黙って聞くことしかできなかったが、今、お母さんが味わっていた変化のない生活を私が味わっています。
そんな生活に成長があるとしたら、耐えることを身に着けたことかもしれません。
少ない人数で店を切り盛りしているから、仕方ない事だけど、いつになったら環境が変わるのでしょう。
一人になった私に、変えられる力があるのかな~
忙しくても大変、暇での大変、安定は退屈だし、自分は何を手にしたいのだろう。
教えてください お母さん。
力を貸してください お母さん。
明るい未来へ続く道を・・・
ひとり呟きながら、黄砂で汚れてお墓を洗う私でした。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







