京都で開催される「花成りの会」のご案内と度が過ぎる「なごり雪」

 雪が吹雪いで風がうめき声を上げて騒ぎます。
時々、外にあるポストの蓋が拍子を合わせるかのようにパタパタ と音をたて、吹き寄せる風の荒さを伝えています。
一気に冬に舞い戻された感じです。
春近く降る雪を「なごり雪」と呼びます。
言葉の響きから、冬の名残りある風情を感じさせるものですが、今日は、度が過ぎる感じがして再び冬眠したくなる心境です。
「春よ来い・春よ来い!」と、飾りつけを終えた桜が虚しく思えた一日でした。
今日は京都の仕入れ先で開催される着物と帯の展示会、「花成り(はんなり)の会」のご案内をさせていただきます。
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この会は、染め・紬・帯の各メーカーさん三社が合同で開催する春夏物を主とした展示会です。
昔から親しくさせていただいている仕入れ先で、きもの雑誌にも紹介されている信頼できる職先のセンスのいい商品が揃います。
このブログからも、こちらのさんの品が度々登場していますが、私の大好きな着物や帯を作っている会社なんですよ。
開催される会場が関西方面に方にとって地の利が良いかと思い、ここにご案内をさせていただきます。
期日は、四月の四日(土)・五日(日)の二日間。
会場は、「花絡庵」(からくあん) 京都市中京区油小路通四条上る
地下鉄烏丸「四条駅」出口より西へ徒歩七分の所です。

誠に簡単なご案内ですが、この会に関心をお持ちであれば、当店よりご案内状を送らせていただきます。
また、何かお探しの品があるようでしたら、この機会にご準備することも可能かと思っているので、気軽にご連絡をいただけると嬉しく思います。
このようなご案内の仕方は、常識からかけ離れているのかもしれません。
着物専門店が年々少なくなる中で、ネットから物や情報を探し出すことが意図も簡単にできる時代です。
私の店にも県外からの問い合わせをいただくことが少なくありませんが、そのような関係性の中で、物を探す以前に信頼できる店を探しているのではないかと感じ取っていいます。
しかし、そのことに気づいていても、なかなか遠い距離を埋めることが難しいのが着物の世界です。
着物や帯は形が決まっていても、顔映りやコーディネート、ご予算や好みなどネットでは伝えきれないものが山のようにあります。
この点をどうにかして埋めれないかと考えたとき、東と西に拠点を置いた仕入れ先の展示会に参加することで、店との距離を縮める切っ掛けに繋がるのではないか?
そのような想いから年に何度かご案内を入れるようになりました。
そのことで不思議なご縁が生まれることもあれば、コミュニケーションが噛み合わないこともあります。
初対面となれば価値観の相違はありえることで、自然の成りゆくだと思っています。
なのにこうしてご案内を入れるのは、私が夢見るものがあるからで、このハードルを越えないと未来が見えないと考えているからです。
決して信頼できる店だと言い切れる店ではないかもしれません。
それでも踏み出してみたいし自分に正直でありたいと思っています。
どうかこの点をお汲み取りいただき、ご理解をいただければ幸せに思います。
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ところで、朝から吹雪いていた雪が夜には銀世界になり、路面が凍結していることに驚きました。
お越しになられたお客様の話では、除雪車も入った地域があるそうです。
冬が去ったと判断し、車のタイヤを変えた人も少なくないようで事故が心配されます。
本当に意地悪な天気です。
お天気にボヤキを入れても仕方ありませんが、心が晴れるのはいったいいつのことになるのでしょうか?
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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