おしゃれな長襦袢に一目ぼれ・それは映画「雨に唄えば」をヒントにした長襦袢でした

 朝からおてんとうさんがしっかり出ていて暑さを感じています。
これを残暑というのでしょうが朝晩の涼しさはすっかり秋。
ファション雑誌などを見ながら秋のおしゃれを研究しているのではないかと思いますが、着物になると情報が少ないのではないでしょうか?
そこで今日はおしゃれな長襦袢を紹介してみたいと思います。
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こちらの映像が長襦袢の模様になりますが、仕入れ先の担当者に「これは何?」と尋ねた商品です。
ミュージカル映画「雨に唄えば」のシーンからヒントに作ってみた長襦袢であることを知らされて驚かされれましたが、ユニークな発想に思わず笑みがこぼれました。
確か「破れ傘」と言っていたように記憶していますが、その面白さに一目ぼれ。

ベージュピンク系の地色に人物と傘を墨色で染め、雨が降るよう様子を斜線で描き、色をエメラルドグリーンで表現されて点も魅力的です。
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前置きが長くなりましたが、その長襦袢がこちらです。
味があるでしょう。
模様の大きさは縦7㎝ほどのもので、おしゃれな小紋や紬に合わせると楽しい気分になるのではないでしょうか?
ピンクのボカシが長襦袢だと思っている方には驚きがあるかと思いますが、カジュアルな着物にはこのような小紋柄の品を合わせほうがおしゃれ感が増すものです。
というのは、着物姿でおしゃべりをしている時に袖を振り上げると腕首から長襦袢が見えます。
その瞬間に着る人のセンスが顔を出すのが長襦袢です。
そればかりか、後ろ姿の袖からも長襦袢の色や柄が見えますが、おしゃれにこだわる方にとっては、とても重要なポイントと言えるのではないでしょうか?
或る時、ここで紹介した長襦袢を身につけてお出かけになったと致しましょう。
それが観劇なのかお食事会なのか、さまざまなシーンが考えられますが、その時にチラリと「破れ傘が」の模様が目に留まったとしたら驚きがあるでしょうね~
たかが長襦袢、されど長襦袢。
こだわってみる価値があると思いますが、貴女はどのような感想をお持ちになられたでしょうか?

今月も残りわずかになりましたが、気持ちがピリッと致すません。
刺激が足りないのかもしれないが、8月という月は自分自身をコントロールしにくい月です。
秋に焦点を合わせて準備が急がれますが、その前に一つの方向性を見つけ出さなくてはなりません。
私の夏休みの宿題なのかも・・・
時間が少なくなって焦り始めています。
それではこれで閉店と致します。
お休みなさい。