今年もゴールデンウイークにラ・フォル・ジュルネ「熱狂の日」音楽祭金沢2016が開催されます。
今年も義理の兄が白山市で「響き」と題して真空管アンプで聴くレコード鑑賞をプロデュースして、この音楽祭に参加させていただくようですが、県内はクラッシックで熱狂の渦となることでしょう。
気候もいい時期で、県内外から多くの多くのクラッシックファンが集まるのではないかと思いますが、このような時こそ、着物で鑑賞できたら素敵でしょうね~
このような機会に巡り合うたびに私の血が騒ぎますが、今日なそのような提案をしてみたいと思います。
毎年この機会に着物愛好家が増えることを期待する私で、おしゃれを楽しんで欲しいと思っています。
単なる街着コーディネートかと思わないでくださいね。
音楽祭となれば楽器柄が入った着こなしが面白いかと思って、草木染の飯田紬の縞柄にギター柄を添えて椅子の模様の染帯でおしゃれを演出してみました。
ユニークで楽しい着こなしだと思いませんか?
ゴージャスとは無縁の着こなしだけに、味も深く、着られる方の知性を想像してしまうのは私だけでしょうか?
こちらの信州飯田紬はマメ科の「阿仙(あせん)」、「えんじゅ」に「梅」を用いて染めた草木染めで、餅肌のような柔らかな風合いに織られたこだわりの品です。
軽くて優しく包み込んでくれる着物ではないかと思いますが、縞柄の明るい色合いに惹かれるものがあります。
その着物に合わせたのが、紬の生地に染めた椅子の柄です。
人を待つかのような静かな空間に「青い鳥」と「ギター」が描かれていて、これから何かが始まるような気配をうかがえる帯ではないでしょうか?
優しい線のタッチに癒されるものがあります。
素敵でしょ・・・
この静かなムードを壊さないようにして帯〆と帯揚げをあわせてみました。
渋過ぎる~・・・
これが味があっていいだな~
控えめな女性を見事に演出しているのではないかと思います。
このような着こなしで、コンサートホールで人を待つ素振りで見かけたら、近づいて後ろ姿を見届けたくなりませんか?
私の好みかもしれませんが好きですね~
このようにして、着物を楽しむのもなかなか乙なものです。
私からの提案ですが、是非ともラ・フォル・ジュルネの場を有効に使って着物で楽しんでみてください。
もしかしたらクラッシックだけに、こちらのグランドピアノ柄の帯の方がお好みなのかも・・・
とにかく洋服では味わえない魅力が着物と楽器柄のコンビネーションに秘められていると思います。
きもの遊びしていただけると嬉しいのですが・・・
好きなことを書くことができてスッキリしました。
ところで、「あ・うん」の5月号の構成を終えることができました。
今回で193号になります。
随分長く続けてきたものだと思わないわけではありませんが、過ぎてしまえばすべて過去のもの。
そのことよりも目標としていた200号に一歩づつ近づけることの方が意味があって、嬉しいく受け止めているところです。
一向に店の成長の後が見えてきませんが、取りあえずホットしています。
そして、明日は京都でお客様とお会いする予定です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。