現在23日(土)からの催事に向けての売り場作りに紛争中で、物を動かしたり行き場を失った備品を片づけたりしながら売場の確保に知恵を絞っているところです。
というのも、現在の夏の売場に奥にしまっている秋冬物の着物や帯が加わるからです。
なので夏物のディスプレーを絞り込むという工夫が求められるのですが、単に商品を積み上げるだけでは娘たち(店の商品)に申し訳ないし、なによりもお客様の心を豊かにする売場を失ってしまうことは店の本意ではありません。
ここに創意工夫が求められていて、立ち止まって考える時間が多くあります。
その一方で、店内に出していない夏物もあって、夏物と秋冬物の売場構成に使う思考力の燃焼率も高くなり、気力はいつの間にかどこへやら・・・
この道を通らないと会が開けないだけに、私にとっては心の格闘技と言えるのかも。
そして、商品整理をしながら奥にしまい込んでいる商品を出すようにしていて、中には今年初めて売り場に登場する浴衣もありましてね~
お嫁入りに縁がないのか、昔仕入れた「メテユンデ」というブランドの品で、すでにメーカーサイドで廃番と化したプレタ浴衣です。
半端物とは思っていませんが、行き場を失っていることは確かで、もう一度皆さんに紹介したくてコーディネートしてみたのでご覧ください。
それがこちらのコーディネートです。
とても可愛いでしょ・・・
雰囲気は銘仙っぽいアンティークの香りを持っていて、模様は縦と横の縞に浮かぶ風車。
素材は綿100%で、仕立て上がりとなっていますが、レトロな着物を好む若い年代層にはストラークゾーンの浴衣かと思っています。
こうして博多織の黄色の帯や飾り紐、そして水玉模様の手提げバックと下駄をトータルに合わせてみると、一段とおしゃれな浴衣になると思いませんか?
それに花柄でない点も魅力的だと思っております。
なのに、なかなかお嫁入りができないんですね~
悲しくなります。
私の店の客層にマッチしていないのかと思っているのですが、思い切って涙市に割引価格を付けようかと考えているところです。
プレタ浴衣のプライ札が取れてしまって正確なお値段が定かではないが、確か3万円近くしていたように記憶しています。
それを税込1万円にしたいと思っています。
「風車さん、ゴメン・・・!!!」
可愛そうな気持ちになりながらも、これから一つ一つの商品に割引価格を入れていかなくてはならず、経営者として割り切ることも必要なのかもしれません。
年に一度の決算は本当に辛いものがありますね・・・
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






