呉服店や量販店などではこの夏のゆかた需要を見込んで、浴衣関連商品の品揃えを終えたのではないかと思っています。
お店によって取り扱う品が違うものですが、この夏に浴衣を新調したいと考えていらっしゃる方はいろいろ情報を集めているのではないでしょうか。
私の店も他店との品揃えの違いや、こだわりの品をブログなどで紹介させていただいていますが、需要期を前にして、こだわりの浴衣と一般的な浴衣の違いを画像を通して紹介してみたいと思います。
始めに、当店が取り上げているこだわりの浴衣は夏着物にもなるものが多く、今日はその中から竺仙さんが出されている「奥州小紋」という手織り紬風の着物地を浴衣として組み合わせてみました。
それがこちらのコーディネートです。
色合いがベージュと藍の淡彩な色合いのもので、古典的な着物柄であることが見てとれるかと思いますが、これを半巾帯で帯結びをされると浴衣として着れるものです。
カラフルな色合いの浴衣とは異なりますが、伝統的な味わいがあり流行に左右されないものがあります。
これに長襦袢を着て名古屋帯を合わせ、帯〆帯揚げを加えるとカジュアル系の着物になるんですね~
帯は奥州小紋の素朴な味を壊さないように、沖縄県で織られている伝統的な首里道屯(しゅりどうとん)織りの木綿の帯で合わせてみました。
着物地も帯も浴衣としては上質な品ですが、夏の風情を感じていただけることでしょう。
ちなみの「奥州小紋」は税込¥70.200で首里道屯織りの半巾帯は¥39.960の品となります。
そしてこちらの浴衣地になると、一般的な品になるかと思います。
素材は綿100%の綿紅梅とい生地を用いていて、帯はポリエステル地のリバーシブルタイプのものです。
先ほどの奥州小紋とは染め方も素材もまったく違うもので、年齢増も若くなるでしょう。
お値段は浴衣地で税込¥21.600の品でリバーシブル帯は¥10.584になります。
こちらの品も綿紅梅の浴衣地でおしゃれ感のあるものだと思います。
浴衣帯は表地に絞りを加えた綿素材に裏地を麻100%のもので合わせたもので、それにトンボ玉の帯留めを加えたコーディネートです。
お値段は浴衣地が¥29.160で浴衣帯が¥8.700になります。
どちらも量販店に並ぶ既製品の浴衣とは一線を引くものだと思っていますが、先の奥州小紋とは味の深みが違うことがお判りいただけたことでしょう。
このようにして、古典派とファンション派の浴衣が所狭しと店内に並びました。
好みやご予算もあるでしょうが、安心できる素敵な品を集めたので、浴衣選びの選択肢にこの店を選んでいただけたら嬉しく思います。
今日は夜の部の着付け教室の日で、少しざわついていたものがありまして記事をまとめることができませんでした。
とりあえず画像から一般的な浴衣とこだわりの浴衣の違いを判断していただけたらと思っています。
ということで、明日に願いを託しつつ今日を閉じさせてください。
では、お休みなさい。