今日の日中の着付け教室に、生後2か月ばかりの孫たちも店に来ていてざわざわとした一日でしたが、西陽が夕日になり始めた頃になると人が引き、今度は、その静けさに寂しさを誘うものがありました。
一人暮らしをしていると、人恋しい気持ちが顔を出したのかもしれませんね。
現在、ゆかた祭りに向けて準備を進めているところですが、今年は動きが遅いことを心配しております。
それでも夏は来るので地域の方へのアプローチは欠かせません。
その一つとして、「下駄」の看板を作ってみました。
履きやすい下駄にもこだわっていることをイメージするだけのものかもしれませんが、毎年、お客様から下駄を履いていて足が痛くなることを聞くもので、下駄にスポットを当ててみたものです。
このイメージ戦略に効果が現れるといいのですが・・・
とにかく、ゆかたに関して量販店との違いをどのようにして伝えられるかが鍵になっていて、そのことに知恵を絞ることが日課になっています。
さて、話題は変わります。
この日本には豊かな表情を見せる四季というものがあります。
春の訪れを桜の開花で心を潤し、蛍が清流に飛ぶ頃になれば夏が来たことを感じ、野山が赤く染まる秋が来て、その後に木枯らしが吹いて大地を銀世界に変える冬となる。
そこには昔から受け継いだ日本文化と自然に寄り添う風情というものがあるりますが、世の中のスピードの速さと、欧米文化の染まりつつある社会は、ゆとりを持って四季の風情を味わうことができなくなっているのではないでしょうか?
日本文化を商品に変えてお伝えする店として辛いものがある訳ですが、今日は趣を変えて日本の四季を伝える「六兵衛窯香炉」を紹介します。
その前に「香炉」(こうろ)とは、お香を焚くための器で、その形や模様を楽しめるものがあります。
渋いものですが、まずはその画像から・・・
色絵香炉「あやめ」(本体と蓋の絵がずれてしまいました)
「秋草」
「椿」
「桜」
春夏秋冬をそれぞれに色絵で表現したもので、この中でお香を焚いて香りを楽しむもので、この器から季節を伝えるという「ゆとりの世界」でもあります。
人の出入りが多い玄関先や、床の間などに置いて日本の風情に触れることができる品ではないでしょうか。
大きさは「大」と「小」が用意されていて、「大」が本体直径9×7㎝で「小」が直径6.5×5㎝のもので、お値段は「大」が税込価格¥14.580 「小」が¥10.800となります。
今の現代人には馴染美が薄い物かもしれませんが、お部屋の片隅で室内香を焚きながら気持ちを落ち着かせてパソコンに触れるのも、乙なライフスタイルかと思えるのですが・・・
言葉の表現に無理があったかもしれませんが、参考にされてみてください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。