夏物バーゲンであっても価値を高めることに気を配りたい・そして竺仙さんの絹紅梅小紋とトンボ柄のコーディネート

   昨日とは一転してお客様の少なう日で、物事を考えるには絶好のコンディションなのに何故か力が湧いてきません。

考えるというのは、目の前に何か形が残るというもでないために、次の企画をどうしょうかと考えていると眠気が誘ってきます。

地域を見渡せば夏祭りや花火大会などで、夏休みともいえるお祭りムードに包まれていて、その空気に呑み込まれているのでしょう。

そんな自分に「ここが勝負時!!!」と言い聞かせてはいるのですが・・・

DSC_0004natumonoba-gennnouriba.JPG店内は残り少ない夏に向かって、日に日に力強さを失いつつありますが、少しでも在庫を少なくしたい想いもありまして、夏物バーゲンを行なっているところです。

なのに店内はバーゲンをしているような雰囲気ではなく、娘たちの器量の良さがアピールできるディスプレーで勝負を挑もうとしています。

そこには割引価格を付けることで商品の価値を落としたくないと考えるものがあり、縁あって私の店に来た以上は無造作に並べることはできません。

ちっぽけなこだわりかもしれませんが、秋物にバトンを渡せるまで輝きを失わずに頑張ってもらいたいと思っているところです。

CSC_0008kunikoubaikomonnwotonnbogaranoobideko-dhine-to.JPGその中の一つがこの映像にある竺仙さんの絹紅梅小紋です。

相性の合うお客様との出合いに恵まれずに割引価格が付けられてしまいましたが、夏小紋としてもお召しになれて個人的にとても気に入っております。

全通柄のトンボの模様でコーディネートしたもので、観劇や趣味の会などに着られるとステキな着こなしになることでしょう。

着物は10万円以内も品で、絽の小紋でもなく、浴衣でもなく、新しいジャンルの絹紅梅小紋の一角を担うものです。

DSC_0009tonnbogaranonatuobi.JPGそのに合わせたのが白地のグリーンの配色にトンボを描いた、夏・単衣用のおしゃれ名古屋帯です。

涼し気で他にはない帯だと思っていますが、この娘にも割引価格が付けら申し訳ない気持ちでいるところです。

店内の商品を見まわすと、このような品が眠りについたようにしてありまして、できる限り来店されたお客様の目に触れられるようにしてあげなければなりません。

夏物バーゲンではありますが、お客様と娘たちの仲人役として、鮮度を保ちながらアプローチすることを忘れないようにしたいと思っています。

お陰様で、涙市以後もお嫁入りが決まっていくことを思うと、8月も期待を寄せることができるかも・・・

話は替わりますが、昨日から9月号の情報紙「あ・うん」を作り始めていて、何か新しい情報はないかと探していたときに、次のような言葉を目にしました。

それは、「これまでとまったく同じことをしていたら、まったく同じ結果しか得られない。」の単純な言葉です。

ドキッ・・・
胸に刺さるものがありました。

誰にでも当てはまる言葉で、経営に当てはめてみると愚かであることを示すものではないでしょうか?

それは小さな資本で何ができるのかを問いかけるもので、私に欠けていることなのかもしれません。

緩んで心に刺激をいただけるものがありましたが、いったい私に何ができるのでしょう・・・

この方程式を心深くに刻んで物事を考えてみたいと思っています。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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