今日から1月4日からの初売りに向けて、「入卒用の着物の装い」と題した、店内の売り場作りが始まりました。
2018年の初売りだけに気合も入り、随分店内の中を行ったり来たりしたことでしょう。
閉店近くなると油切れになっていて疲れを感じていますが、もう一頑張りです。
10月に開催した「結城紬展」に品揃えしてくて、秋の始まりに注文を入れた帯があります。
しかし、染め上がりが結城紬展に間に合わせず、担当者に販売するタイミングを逃したと、文句を言ったりしていたのですが、年内に滑り込むかのように、その帯が届きました。
紬地に絞り染めされた作家ものの「辻が花の帯」です。
手仕事だけに手間暇かかったのかもしれませんが、仕上がりを見て納得させられています。
ベースの色は墨色で、味わいのある帯だと思いませんか?
腹の部分はこのような柄になっていて、とてもおしゃれな帯だと思っております。
絞り染めの足跡が伝わってきて、紬や小紋の合わせると上級者の装いになるのではないかな~
辻が花の魅力に取りつかれています。
本来辻が花とは、友禅染がなかった室町末期から桃山時代に現れた、絞り染めと墨描きによる模様染のことをいい、現代ではそうした技法や当時の小袖をアレンジした文様を指します。
桃山風のおおらかな草花模様を白、茶、紫、緑などを主体に表すことが多いようです。
まさしく古典柄で、モダンさも秘めていてステキでしょ・・・
紬地で絞られた帯であっても、このような小紋柄に合わせていただけます。
おしゃれなコーディネートかと思っていますが、装いに深みがでて、見る人の心を捉えることでしょう。
神秘的な魅力を感じていますが、飽きのこない逸品かと言える帯です。
是非参考にされてみてください。
さて、明日から大晦日の31日まで、店を私一人で守ることになります。
初売りの売り場作りから掃除まで、いろいろこなさなくてはならない仕事が残っていますが、マイペースでこの一年を締め括ることができればと考えているところです。
そうそう、広告を載せた金沢情報が本日配られたようで、夕方にその情報を見られた方が来店してくださいましてね~
初売りの蓋を開けてみないとなんとも言えませんが、期待が持てそうです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。