ゴールデンウィークの後半となった今日は雨がぐずつく肌寒い日となり、有意義なお休みを取れなかったのではないでしょうか。
ゴールデンウィークを楽しむといことが無縁となっている私で何故か外の様子が気にかかります。
雨が降る日はショッピングモールとか室内で時間をつぶせる所に人が集まっているのではないかと思ったりしていますが、私の店は休日になると人が来ることが少なくて悲しくなります。
悔しく思いますが、家族サービスディとなれば分がないのも仕方ないことなのかも・・・
さて、今日は紬などに合わせる帯として染織作家が作られた八寸帯を紹介してみたいと思います。

染織作家・藤岡敏江氏の八寸帯
その一つが藤岡敏江氏が手掛けた、たて絣の全通柄の八寸帯です。
はんなりした色合や模様の素朴さに深い味わいがあり、故郷を感じさせられるものがあります。

染織作家・藤岡敏江氏の八寸帯
白っぽい紬に合わせていただけますし、紺地の結城紬などにも無理なく合わせていただけるのではないでしょうか?
とても締めやすくて、作り手の優しさが伝わってくる帯だと思います。

越前紙布八寸帯
そしてこちらの八寸帯は、越前和紙を用いて作られた帯です。
作り手は竹内康子さんと言う方が、綿100%のたて糸に、よこ糸を越前和紙80%と綿20%の糸で織り上げたものなんですよ。

越前紙布八寸帯
和紙を使って織ったとは思えないほどのしなやかさと、適度な張りを持たせていて、単衣の紬などに合わせていただけたら爽やかでしょうね~
藍をベースとした格子柄という帯の表情も、他にはない魅力を秘めていて、年代幅の広い帯だと思っております。
いずれの品も作り手の想いが秘められていて、着物を知る方がお締めになると装いに深みが出ることでしょう。
このようなお品が市場にはあまりないので、是非参考にしていただきたいと思います。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







