店内を心地よい風が通り抜けて気持ちのいい日になりました。
こんな日にリゾート地でゆっくりできたらいいのですが、私には全く無縁の過ごし方で、今日もいつもと変わらず、お客様の接客や模様替えなどして穏やかに過ぎて行きました。
さて今日は異国の地で休暇を過ごす女性像を頭に描いて、素敵な装いを組み立ててみたのでご覧ください。

雪花絞りを乗り物柄の帯でコーディネート
それがこの着物コーディネートで、白地の雪花絞りの着物に乗り物を刺繍で描いた帯との着こなしです。
以前にも紹介させていただいた品ですが、乗り物の柄を見ると何故か優雅な気持ちになりましてね~
船旅に出たような気分に誘われています。
そんなことを思っているのは私だけかもしれませんが、品のいい遊び心があり、都会的なセンスが匂っていると思われませんか?
お召しになれる期間は6月から9月頃までのもので、清々しさがもあってとても気に入っております。

雪花絞りを乗り物柄の帯でコーディネート
腹にもメルヘンタッチの乗り物の模様が出てきて、紫の帯揚げとヒワ系の帯締めで素敵な女性を想像してみました。
雪花絞りは浴衣としてもお召しになれるものですが、異次元の世界へお連れしたくてここに紹介させていただきました。
話題は替わり、ゆかたが店頭に並び始めると新規のお客様が店を覗く方が増えてまいります。
その多くが着物初心者で、ショッピングセンターに入っている呉服店さんや他の店と比較して見ている様子がうかがえます。
店の強みを発揮できるビジネスチャンスでもあり、お客様のお顔映りの良い品を紹介させていただいていますが、お客様が見てきた浴衣とはまったく違うとことがあるようで、”これが浴衣なんですか”という声を聞くことが少なくありません。
この店が狙っている層と少し違いがあるのかもしれませんが、より専門的な店を目指しておしゃれが買える店を築いて行けたらと思っています。
これから浴衣商戦が激化してまいりますが、何を守り、何を変えなくてはならないのかが問われているだけに気が休まりません。
安心の二文字がないことを言い聞かせて、次の一手を何か考えないといけませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







