ようやく温かな日を迎えることができました。
車中は暑いかもしれませんが、爽やかな風が通り抜けて気持ちのいいお天気です。
店はお客様がポツリポツリで賑わいがあると言えるものではありませんが、今日もマイパースで投稿とさせていただきたいと思います。
人の好みは千差万別で、味覚にしても音楽にしても人それぞれに好みは違うものです。
着物が嫌いという人もいれば、手にしたい着物に憧れを持つ方もいらっしゃって、着物消費が伸び悩む中で、どこに焦点を絞り込むかが、これからの店作りに求められる点かと思っています。
何の業種でも特徴が明確に打ち出されている店に、好みとするお客様が集まり消費が促されるのでしょう。
簡単な方程式なのに、そこに当てはめるワードがなかなか見つけられなくて苦労しておりますが、その入り口となるものが店の存在を知っていただくことから始まるのではないでしょうか?
そして忘れてならないのがお客様の口コミで、このワードを活かせる魅力がないとお客様を惹きつけられなくなっていることも事実です。
「特徴ある店作り」+「情報発信力」+「お客様満足度」この3つのワードを育てるためにも問題意識を持たなくてはなりません。
商売のツボってどこにあるのかと考えてしまいますが、見つけられないから頑張れるのでしょう。
宝探しの道は険しいですが、道に迷っても私が持つ「美学」を失わないようにしたいですね。
さて、今日はおしゃれな夏をコーディネートしてみたのでご覧ください。

絽小紋を朝顔の刺繍帯でコーディネート
飛び柄の絽小紋に朝顔柄の帯と夏草履の組合せです。
小紋は薄物とあって正確な色を出すことができませんでしたが淡い卵色だとお考え下さい。
帯地は茄子紺で、キリットしたコーディネートが素敵でしょ・・・

絽小紋を朝顔の刺繍帯でコーディネート
腹はこのような夏の帯〆帯揚げの色を使って印象度を高めてみました。
白と水色の色の差し分けになった帯〆の色が効いていて、とってもオシャレなんだな~
そして一つ、向って左側に向いた朝顔に力があるもので、帯〆と帯揚げの左右を白と水色に分けた色の使い方で「力」のバランスを取ってみました。
どうでもいいことかもしれませんが、着姿が綺麗になるのではないかと思っております。

朝顔の刺繍帯と水色の夏帯締め
画像を拡大すると、涼し気な感じが見て取れるかと思いますが、帯の朝顔柄は刺繍で描かれたものです。
言葉が少なくとも、このコーディネートの魅力をご理解いただけたら嬉しく思います。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







