今日はいろんな目的を持った人が店に来ていて、ざわざわとした一日でした。
人が去って店内が静かになると、緊張の糸が切れたようになり今はだらけた状態でいるところです。
でも、もう少し頑張らないといけません。
店には着物初心者と言える人が多く尋ねてこられます。
今日もお客様のお知り合いの方が、結婚式に着る長襦袢を見せて欲しいとの相談をいただきましてね~
前もってお客様からお話を聞いていたので、来店があることをお聞きしていました。
お話を聞かせたいただくと、息子さんの結婚式にお母様であるご本人が黒留袖をレンタルされたそうで、それに合わせる長襦袢が欲しいというのです。
黒留袖をレンタルされたのであれば、必ず長襦袢が付いているはずです。
その事を申し上げて、肌襦袢と勘違いしていらっしゃるのではないかと問いかけると、お客様は、着物を着るときに長襦袢と肌襦袢が必要であることを知らなかったご様子でした。
私の話が呑み込めたようで、ワンピースタイプの肌襦袢を準備してくださいましたが、このような話はほんの一例です。
着物の単語を知らない人や、和装小物の使い方が分からない方が余りに多いことに危機感を感じていましてね~
そのな人にとって、この店で取り扱っている品々はどれも高価に見えるのかもしれません。
日本人の民族衣装は何処に行ってしまったのでしょうか?
時代が変わったと言われそうですが、私たちは今の現状を真摯に受け止めて、着物初心者に優しい店を作って行かなくてはなりません。
それは、お客様側からしたら、「親切な接客」であることが求められるのでしょう。
呉服店が少なくなっているだけに、郊外にある呉服店の役割は、より一層重いものがあると言える時代になったようです。
この画像は、あまり見かけないグリーン地の飛び柄小紋を西陣織の帯でコーディネートしてみたものです。
古典柄もこのようなグリーン地に染めると、おしゃれ感も増して個性が出るから面白い。
とても素敵な着物かと思っております。
クリスマスカラーの着物だと解釈していいし、新年の御挨拶用の着物にされてもよろしいのでは・・・
目に付く色だけに、おしゃれが楽しめるのでしょう。
お勧めさせていただきたいものがあり、ここに紹介させていただきました。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。