今日はいろんな目的を持った人が店に来ていて、ざわざわとした一日でした。
人が去って店内が静かになると、緊張の糸が切れたようになり今はだらけた状態でいるところです。
でも、もう少し頑張らないといけません。
店には着物初心者と言える人が多く尋ねてこられます。
今日もお客様のお知り合いの方が、結婚式に着る長襦袢を見せて欲しいとの相談をいただきましてね~
前もってお客様からお話を聞いていたので、来店があることをお聞きしていました。
お話を聞かせたいただくと、息子さんの結婚式にお母様であるご本人が黒留袖をレンタルされたそうで、それに合わせる長襦袢が欲しいというのです。
黒留袖をレンタルされたのであれば、必ず長襦袢が付いているはずです。
その事を申し上げて、肌襦袢と勘違いしていらっしゃるのではないかと問いかけると、お客様は、着物を着るときに長襦袢と肌襦袢が必要であることを知らなかったご様子でした。
私の話が呑み込めたようで、ワンピースタイプの肌襦袢を準備してくださいましたが、このような話はほんの一例です。
着物の単語を知らない人や、和装小物の使い方が分からない方が余りに多いことに危機感を感じていましてね~
そのな人にとって、この店で取り扱っている品々はどれも高価に見えるのかもしれません。
日本人の民族衣装は何処に行ってしまったのでしょうか?
時代が変わったと言われそうですが、私たちは今の現状を真摯に受け止めて、着物初心者に優しい店を作って行かなくてはなりません。
それは、お客様側からしたら、「親切な接客」であることが求められるのでしょう。
呉服店が少なくなっているだけに、郊外にある呉服店の役割は、より一層重いものがあると言える時代になったようです。

グリーン地の着物をコーディネート
この画像は、あまり見かけないグリーン地の飛び柄小紋を西陣織の帯でコーディネートしてみたものです。
古典柄もこのようなグリーン地に染めると、おしゃれ感も増して個性が出るから面白い。
とても素敵な着物かと思っております。
クリスマスカラーの着物だと解釈していいし、新年の御挨拶用の着物にされてもよろしいのでは・・・
目に付く色だけに、おしゃれが楽しめるのでしょう。
お勧めさせていただきたいものがあり、ここに紹介させていただきました。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







