秋一番を古布を使ったお月見の押絵短冊で飾る・そしてセンスの良さを感じたお客様のご自宅

古布の押絵短冊「お月見」 ちりめん細工

石川県に大雨警戒レベル3が出されていて、時折まとまった雨が降りますが、今のところ慌てるようなことはありません。

 

九州の一部の地域で大きな被害が出ているようで、この先もご注意下さいますようお見舞い申し上げます。

 

店は雨の影響もあるのかお客様が極端に少なくて、学校はまだ夏休み中ですが、今回の秋雨前線は一気に秋を近づけた感があります。

 

店内で9月号の情報紙作りや秋に向けての店作りなどを考えていましたが、どれだけ考えても行動が伴なわなくては時間の無駄遣いでしかなく、やってみたいことを一つ一つ浮かび上がらせて、この先どうしたら店作りに活かせるかを具体的な形に変えていかなくてはなりません。

 

怠け癖がついた体に激を入れる難しさもあって悩める一日だったかもしてません。

 

 

今年の中秋の名月は9月13日。

秋の店作りをお月見雑貨からスタートさせたいと考えていますが、この風情ある和文化も生活の中に織り交ぜてみてはいかがでしょう。

 

 

 

古布の押絵短冊「お月見」

古布の押絵短冊「お月見」

 

例えばご自宅の玄関先やご商売をしている店先に訪れる季節が演出されていると、それだけで家主のセンスがうかがえるものです。

 

仕事柄いろんなお家にお邪魔することがありますが、玄関先の設えを見ただけでお客様のライフスタイルを感じることができます。

 

季節感を出されている先の玄関はとても綺麗で居心地がいいものです。

 

 

朝一番に或るお客様のご自宅にお邪魔する機会があり、お伺いすると玄関には水琴蹲踞(すいきんつくばい)から聞こえてくる水の音。

季節を伝えている玄関にいつもながら感心させられますが、清々しい朝を感じつつもご自宅に上がってみて驚かされるものがありましてね~

 

 

 

 

或るお客様のご自宅

或るお客様のご自宅

 

ホテルの一室に通されたみたいでステンドグラスに間接照明。

そしてその先には緑が鮮やかに写る外の風景が見えまして、そこでお抹茶を入れてくださったのです。

まさに安らぎの空間でした。

 

以前に茶室でお茶を一服いただいたことがありましたが、こちらの部屋は初めて。

和の設えとは少しばかり異なりますが、センスの良さに驚かされた次第です。

 

 

人それぞれに設えに対する考え方があるかと思いますが、玄関を見ただけで日本の四季とどのように向き合っているかが分かります。

それは気持ち良さを呼び込むだけだなく、気ぜわしさを忘れさせるものがあるのではないでしょうか?

 

 

 

 

古布の押絵短冊「お月見」

古布の押絵短冊「お月見」

小さな玄関でも飾れるお月見の押絵短冊もその一つで、夏の切り替え時期に飾ってみてはいかがでしょう。

古布の生地で作られていて、忘れかけている風情を感じ取っていただけるのではないでしょうか。

 

上手くまとめきれませんでしたが、このようなインテリアともいえる飾り物は、気ぜわしい社会の中で時間を止めて呼吸するようなものがあって、心の豊かさを導くものかと思っています。

 

目の前の中秋の名月に限らず、風情ある日本文化をお部屋の一角に採り入れてみてください。

きっと目に見えない何かが変わり始めることでしょう。

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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