今月20日に美しいキモノ「春号」が発売となりました。
春を待ち焦がれる者としては嬉しいニュースですが、もう一つ、今回の春号に当店の帯が掲載させていましてね~
今日はそのことを記事にさせていただきたいと思います。
春号に載せたのはこちらの金彩で桜柄を描いた塩瀬帯になります。
お太鼓部分の地色が染め分けになっていまして、垂(たれ)にも金彩を施したゴージャスな染帯です。
書店に並ぶ美しいキモノの「春号」は桐谷美鈴の着物姿が表紙になっていまして、54頁にこの帯が付け下げとコーディネートされて載っています。
その頁は、着こなしが広がる、染のきものの活用術⓶
付けさげ&小紋をコーディネートアレンジ
本章で登場したきものの帯や小物を替えてイメージチェンジしてみました。
そのような見出しの後に、染の百趣矢野さんの横段付けさげにコーディネートされた帯の写真が載っていました。
その解説には、染めなごや帯でも、金彩を施した立派なものであれば、よそゆきの小紋から軽めの付けさげまで楽しめます。緑の段を背景に、枝垂れ桜を箔で表した帯で、ほどよい華やぎを。
上手く纏められていて、業界の歴史ある専門誌だと思った次第です。
コーディネートは雑誌社が決めていて、最初はモデルさんの着姿を映像にするかもしれないと聞かされていまして、帯の仕立てが入るような話だったんですね~
そうなれば、正規のお値段で販売することは難しくなり、広告宣伝費だと思って割り切っていましたが、置くタイプの画像になったみたいで有難かったです。
それにしても見立てる人で合わせる着物が替わるものですね~
古典柄の付け下げにモダンな香りを秘めた金彩の染帯を合わせているじゃない・・・
付け下げとなれば、合わせる帯は基本的に袋帯となりますが、イメージチェンジを図るという意味合いで、金箔で格を高めた塩瀬帯を持ってくるとは、編集社の意図を掴むことができて学びがありました。
こらの画像がお太鼓になる模様で、付け下げにも合わせることができますが、色無地に合わせると金彩の桜柄がくっきり浮かび上がって素敵でしょうな~
こちらが腹の模様になりますが、金彩で仕上げているので桜が浮かび上がって見えて奇麗でしょう。
固めの帯芯を入れてのお仕立てが必要ですが、今なら入学式に装いとして準備させていただくことができます。
ちなみにお値段はお仕立て上がり価格¥253,000となります。
参考にされてください。
さて、今日も雪が積もって、店に出るなり雪透かし。
日中も雪が降ったり止んだりを繰り返していて、しつこいゆきにうんだり。
予報では今晩も雪が降るようなことをいっていて、無性に春が恋しいです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。