今年初めての京都出張でしたが仕入先の初売りが分かれたこともありまして、京都入りしている関係者が少なかったですね~
半月後の2月の頭にもきもの専門店さん向けの展示会があることから今月の京都入りを見送った先がかなりいたのではないでしょうか。
同業者が少ないということは寂しいことで、先行きを警戒して仕入れを控えているのではないかと考えてしまいます。
コロナ禍以降全国の呉服店さんから元気が失わせていて、消極的な考えを持ってしまいますが、そなことよりもこの一年の船出をどうしたものかと考えることが多くあって、仕入先の商品を確認しながら具体的な計画を立てなければなりません。
なので必死になってお世話になっている仕入先を廻ってまいりました。
その仕入先の中には毎年この時期に夏物の帯を発表している先がありましてね~
そこの染屋さんの帯を見て幾品か注文を入れるようにしていまして、今年も新作を幾つか用意しました。
【麻染帯「団扇に蛍と七夕」】
その中に一つがこの映像にある墨色の地色に「団扇に蛍と七夕」模様の麻染帯となります。
手前がお太鼓柄で上が腹の模様となるものです。
夏の風情が見事に表現させていて素敵だと思いませんか?
担当者の話では、「ここの染屋さんが頑張ってくれているから毎年新作を発表することができているが、ここが無くなったら他で染められる先がないので市場から消えることとなる」
正確な言葉ではありませんが、そんな感じで呟いていて、今は問題なく注文を取れるが数年後は作れなくなったという話が泡立つように聞こえてきて、この業界の危うさを感じてなりません。
そればかりか物価高騰のあおりを受けて、販売価格が2割近く値上がりしていて本当に難しい時代を迎ています。
考え始めたらキリがありませんが、今年も厳しい年になるのかもしれませんね。
覚悟を決めて夏物の手配をするつもりでいますが、もう少し明るい話題があってもいいかと思っている私です。
睡魔が襲い始めてまいりました。
今日も簡単な記事となりましたが、これで終らせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。