秋商戦が始ったというのにお客様の動きは鈍く、お客様が少ないことの頭を痛めております。
毎年この時期 同じ事で悩んでいいましてもう少し知恵を使うべきではなかったかと素直に反省しております。
【店のウィンドー】

気分を変える意味でウィンドーを少し替えてみました。
店の奥の特設会場に展示していた防災に役立つ風呂敷の一部をウインドーに出して、お客様に呼び掛けてみたいと思いって、サンタさんが背負うような風呂敷から作った大きな袋を出してみました。
店のお越しになったお客様から「ウィンドーの左端に大きな袋は何なの?」との声をいただけたら、防災に役立つ大盤風呂敷であることを説明して、防災に対する意識を高まることができるのではないだろうか?
そんなことを思って見かけの良くない大判風呂敷を出しましたがお客様がお越しになりません。
私たち住むこの通気は、水害や地震にも影響の少ない土地とあって、防災に対する意識が少ないのか、それとも風呂敷と防災が結びつきにくいところがあるのか、お客様の心を動かすことの難しさを味わっています
【この店が最も大切にしていることの一つ】

一方できもの再生サービスや着物相談は年年増え続けていて、呉服店が少なくなったいることが背景にあるのではないかと思っています。
特に着物や長襦袢の丸洗いの件数が増えているのも、店が年間4回開催する催事のチラシの裏面に画像にるような手書きした”困り事相談”をいつでも受けることを載せていて、ジワシワとその効果が現われているのではないかと思っています。
ここに来て新規のお客様からの着物相談は、「七五三」や「結婚式」に着物をお召になるつもりでいる着物の状態と合せる長襦袢と帯が着物に合ったいるのかを見て欲しいとの相談が多く寄せられています。
昨日も結婚式に着る黒留袖一式と、白の帯締め帯揚と草履にバッグまでお持ちになって、問題がないかを確かめたいとの相談がありましたが、今日も同じような相談が電話でありまして、週末の一式持って店を訪ねて下さるとのことです。
店は車で来られる立地でることから、店で確認して欲しいものを積んで相談にいらっしゃいます。
時には自宅にある着物や帯一式をお持ちになって、本人が着られるものと、そうでないものを種分けして欲しいとの相談をいただくこともありまして、お客様から大変喜ばれています。
この地域では、洗いやシミ抜き、縫い直しや半衿の取付け、お子さんの着物の縫い上げ、そしてきものの状態の確認などがメインとなっていまして、着物を知らない世代が呉服店を頼って相談をいただいていいることを実感しています。
そうしたお客様から届く声は、
「お邪魔することに勇気がいりましたが、こうしてお話をしながら分かりやすく対応して下さることに安心しました。」
みたいな声が届いていて、専門家としての役割うを果たすことができていることに喜びを感じています。
改めてお客様からの相談を整理してみますと、着物に詳しくない方のご自宅に着物が存在していて、着てみたいと思ってもどうしていいか分からない。
呉服店との繋がりもないし、相談するにしても、何をどのように相談していいか分からないし、知らないお店で相談して何でも売りつけられたり、高額な金額を云われたりしたら怖いのでどうしたらいいのだろう。
こんな感じで、踏み出せない着物難民が私たちの地域でも溢れていて、どうしたら繋がりを持てるかがこれからの課題になっていくように思っています。
SNSからの呼び掛けも大切なのかもしれないが、アナログの紙媒体も呉服店の存在とサービスを伝えていとに意味を持つものだと考えていて、定期的に情報を流し、相談することに興味を持っていただける方を増やして行きたいと思っています。
どうかお気軽にご相談ください。
ということで今日の記事とさせていただきます。
出がこれにて・・・
お休みなさい。