秋分の日で今日は祭日。
週末や祭日に弱い店で我慢の日が続いてますが、9月という月は着物を着る機会が少ない月なのでしょうか。
足袋や半衿を買い求めに来る方も少なく、この店に何が足りないのか考えさせられます。
特に市場に投げたボールが店に帰ってこないこを問題視していまして、きもの愛好家が激減しているのか、それとも時代の流れにこの店の店作りが合っていないのか、見えない敵と戦っている感じがします。
県内の呉服店さんが少なくなっているので、この店は新しいが集まる店でりたいし、お洒落なコーディネートが提案できる店でありたいと思っています。
そのためにもこの店の存在と考え方を多くに人に知ってもらわなくてはなりません。
SNSの活かし方がターニングポイントとなるかと思っているので、コツコツと情報を出して行くことが新規客と繋がりを持つ切っ掛けになると考えています。
毎日の投稿はシンドイですが、いつか花が咲くと信じて続けることが私の役割かと思っています。
今日はほんの少しだけ模様替えしてみました。
秋は「文化の秋」や「食欲の秋」と言われているので、着物で文化催事に触れ合ったり秋の味覚を楽しむお食事会にの場にも着物が似合います。
「伊那紬」を森健持氏が染めた「モガのおさんぽ」の帯でコーディネート

そのようなシーンを想像して、気取らない街着をコーディネートしてみました。
画像は長野県の伊那(いな)紬を辻が花作家の森健持氏が塩瀬の帯に絞って染めた「モガのおさんぽ」柄の帯で組み合せたものです。
伊那紬の大胆な絣の入り方と色のコントラストに和装の美しさがあって、年代層が20代からシニア層まで着られるところが魅力的ではないでしょうか?
そこの合せた「モガのおさんぽ」の帯がアンティーク感のあるデザインで面白いとおもいませんか?
「モガ」とは大正から昭和初期の時代に使われていた略語で「モダンガール」を「モガ」と呼んだそうです。
図案は「杉浦非水(1876~1965)」の作品でそれを森さんが塩瀬帯に初めて絞って描いたこだわりの一品です。
【お洒落な草履とバッグ】

合せた草履やバッグもお洒落でしょう・・・
バッグは刺繍帯揚げから作った利久バッグで来月 神無月の会で「江戸の粋」というテーマで竺仙江戸小紋と地元牛首紬をコラボした提案をさせていただきますが、その中で帯揚げから作れるバッグを取り上げていまして、以前に娘用に誂えたバッグをサンプルとして展示していたものをコーディネートに使ってみました。
シンプルでいい感じだと思っています。
そして下駄も江戸の粋に発表させていただくつもりで準備したもので、グリーンの草履台とグリーンの真田紐の鼻緒が紬にとても合っていると思いませんか。
このような感じで訪れた秋を着物でお洒落してみてください。
【店のウィンドー】

気分を替えたくて、この着物コーディネートをウィンドーに出してみました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。