ついに私の季節が来たようです。
夏日です、夏日になりました。
店内が初夏から夏の店作りをしているだけに期待が膨らみます。
この写真は、きもの再生のご相談をしたいと、尋ねてこられたお客様の羽織です。
最初はこの羽織を孫の着物(3・4才用)にならないかと言って持ち込まれたのですが、羽織の長さも短く、模様の位置もズラスことが難しいことを申し上げると、ガッカリしたご様子で、捨てるしかないのかな~・・・・・とのお客様のあきらめの声。
皆さんもこのようにタンスに眠っている着物をどうしたらいいか判らず始末に困ってる方も少なくないはずです。
たいがいの人は、リサイクルショップに引き取ってもらうか、捨てるかのどちらかではないでしょうか・・・・・・
まず先に呉服店に相談してから次の行動に移されることをお薦めしたいものです。
幸いにして相談を受けた羽織の状態も好く、羽織の再生を将来のお孫さんの名古屋帯に作り替えることを提案すると、そのようなことが出来るのであれば、是非お願いしたいとのことでした。
きっと素敵な帯が作れるに違いない。
そう思い、作り帯を再生することにしました。
その帯が仕上がりました。
台紙に固定した状態で写真を写しましたが、素敵な帯になったでしょ・・・・・
新しい帯を新調したみたいです。
仕上がったことをお客様に連絡すると、早速仕上がりを見にこられました。
大変喜んで下さいましてね・・・・・
このブログで紹介させてもらって好いかを確認しアップしてみました。
ちなみにこの仕事に掛かった加工費は3万円弱です。
どうか参考にして下さい。
今日、夕方から私達の和装業界が集まって会議がありました。
石川県和装振興会の通常総会です。
年々メンバーが少なくななり、会員名簿を見ると27件。
なんと寂しいことでしょう。
私以外は全て金沢の方ですが、少ない分だけ私達の結束は固く、今期も「きもの検定」や「十三詣り」を核に着物振興に力を注いで行きたいと考えで採決されました。
でも、これでいいのかな~
石川県という名が付いているのに、金沢の業界人ばかりだし、これまで築き上げて来たことを継続することは大切なことですが、新しい視点で活動出来ないものかと振り返る私でした。
明日は今日より暑くなりそうです。
これからが勝負時、浴衣で着物初心者と地域のきもの屋さんの接点が広がる季節が訪れます。
私達の業界に引き込む意味でも知恵を使わないと・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







