曇り空でしたが季節を間違えるような温かな日でした。
近くのホテルで展示会があったもので、しばらく身を置いていましたが、ホテル内では結婚式や着付け教室の新年会などもあり、フォーマルの着物を多く目にする機会がありました。
おしゃれ感覚というよりかは正統派の着こなしで、石川県は加賀友禅のお膝元とあってフォーマル着が根強いことを感じさせられるものがありましたが、これもこの土地の特徴かと思っております。
そこで、フォーマル着に合わせる袋帯を紹介してみたいと思います。
こちらは七宝松葉菱文(しっぽうまつばびしもん)を袋帯にしたもので、加賀友禅黒留袖や訪問着、附下に合わせることのできる格調ある西陣袋帯です。
フォーマル着は一般的に写実的な模様が入っていることが多く、着物柄との相性を考えるとこちらのような古典柄がシックリくるものです。
特に金糸をほどよく使い、箔を引いたような照り感もなく、格式と上品さを兼ね備えた帯ではないでしょうか?
帯地の風合も柔らかく、こだわりの黒留袖や訪問着、更には附下・色無地になどに合わせると、装いの引き立て役として輝きを魅せる帯だと考えています。
春の婚礼や入卒の装いを控えている方にお勧めしたい袋帯です。
年代幅も広く流行のないものなので、ここに紹介させていただきました。
正統派も帯って言葉を加えることが難しくて、解説になっていないかもしれませんね。
ところで昨夜、茶の間で眠り込んでしまいまして、風邪をひいたかもしれません。
少し喉が痛くて、京都出張前だけに少し心配しているところです。
そのこともあって、今日は投稿を早めに切り上げて身体を休めたいと思っています。
それではこれにて・・・
お休みなさい。