夏のきもので絹織物というと、薄い色では白やベージュ、濃い色では紺や黒系が多い中、意外と少ない涼しさを感じ取れるブルー系の夏紬をアップしてみました。
そのブルー系の着物に合わせた帯が、この朝顔の模様に染め帯。(素材は麻100%)
帯〆の色をを変えて爽やかにコーディネートしてみました。
上段の色は朝顔の花の色に近い色で全体をキュッと締め、下段は着物の色でマイルドさを出してみました。
好みの問題ですが、どちらの色の帯〆がお好みでしょうか・・・・・。
着物と帯が同じでも帯〆の色を変えると雰囲気が変わるのが、お判りいただけるとと思います。
これは着物に限った訳ではありませんが、和装になると帯と着物の組み合わせに気を配っても、最後の仕上げとなる小物をおろそかにする傾向があるようです。
着物は色を重ねて成り立つおしゃれ・・・・・
特に夏物になるとお召しになる方が少ないだけに、お召しになるとひときわ おしゃれが際立ちます。
なので、帯〆であっても色の合わせ方には充分気を使ってみて下さい。
そのポイントは着物や帯にある色から一つ色を取るという合わせ方が、最も基本的な合わせ方です。
是非参考にしてください。
今日、仕入れ先の担当者と、きもの業界の事について論議しました。
いろんな点で感じる問題点が解っていても、数字に追われ具体的なビジョンを考える余裕がないという話になってしまいましたが、このままでは業界が小さくなるばかりです。
お客様から信頼される店って何だろう・・・・・
着物の世界に踏み入れてもらえる切っ掛けって何だろう・・・・・
考えさせられてしまいました。
私は振り返りなからも、信じる道を歩みたいと考えていますがね。