寒牡丹の染め帯そして力強い社会

うっそうとした一日になりました。

お天気の事ですが、ここしばらく晴天が続いていたもので今日のように鉛色の空から雨が落ちてくると心までもが沈んでしまいます。

 

夕方の5時頃には車のヘッドライトを点けて道を走るという、いっきに秋の深まりを感じていた土曜日でした。

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今日もお洒落な小紋を紹介してみます。

 

昨日のブログ記事でアップしたリーズナブルな小紋とは違い、質の高い着物と帯になります。

着物はオフホワイトに薄い黄色を乗せたような清楚な地の色に薔薇のつぼみを図案化した飛び柄の模様。

 

帯はチョコレート色の塩瀬(しおぜ)の染め帯で模様は牡丹の柄。

「寒牡丹」と呼ばせてもらいます。

 

私はこの寒牡丹が気に入りましてね~・・・、
手描きというもともあり、花に勢いがあります。

柔らかな着物の色に締めたら素敵でしょうね~。

 

このコーディネートの面白さは模様だけではありません。

それぞれの柄に使っているわずかな色です。

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小紋には青系と黄色系、寒牡丹にはグリーン系にオレンジ系が入っていることで、お洒落な感じが致します。

 

それぞれの色を正確に出すことが出来ませんでしたが、綺麗なエレガンスな香りがする着物と帯です。

 

 

毎日町並みを車で走っていて、時代が変わろうとしていることに気付かされます。

 

これまで栄えていたレジャー施設やガソリンスタンド、頑丈な会社のビルなども空き店舗になっているところが眼に付き、商店街のシャッター通りだけではなくなってきています。

 

そればかりか、「買います」とか「買い取ります」などという看板が至る所に建ち、物余り時代をビジネスチャンスとして経営に生かしている逆流通の社会。

 

その一方で、大手スーパーや百貨店は価格訴求を狙った商品を世に送り出し、生活者の心を引きつける戦略に日々紛争していることをメディアを通して知らされています。

 

見かけは平和な日本ですが、このような循環が果たして実りのある社会を築くことができるのでしょうか・・・・・

 

考えさせられます。

 

日本で物を作る人がいて、それを売る人がいる。

その単純な仕組みが変わろうとしています。

 

素敵な物を作り、憧れを手に出来る社会が来るといいですね・・・・・。

 

言葉が足りないところが沢山あったかもしれませんが、力強い社会が訪れることを願う私です。







 

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