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午後4時頃のなるとスタップが帰ることから、それからの時間は何かと忙しい。
お客様がお越しになれば接客は勿論の事ですが、着物相談の電話も入っていたりすると、来店客にお待ちいただくこともしばしば・・・
よくあることですが、今日は自由が効かないもどかしさに気をもむ時間がありました。
日曜日の「きものパーティー」に主席されるお客様の着付けを頼まれていて、持ちこまれた着物を点検するとシワや半衿など気になるところがあり、お直しが必要です。
こんな時に妻がいれば物事がスムーズに運ぶのですが、明日もスタッフが結婚式で休むこともあり、ここは仕立て士にお願いしなくてはなりません。
しかし、外に出る事が出来ません。
夜は夜で娘の帰るが遅くなることから、買い物にも行かなければならず、閉店後は仕立て士の家にお直しの着物を届け、それから夕食の買い物です。
毎日、仕事や生活のパターンは違いますが、仕事を持つ娘にも負担がかかり、いつも申し訳ない気持ちで閉店後の時間をやり繰りしている状態。
妻亡き後、改善られることのない時間。
時々、これでいいのかと考えることもありますが、受け入れるしかない現実を淡々とこなす日々が続いています。
それでも店の情報を外に出したいと、こうしてブログ投稿をしていますが仕事の成果が上がらない月は悲しくなります。
365日の中で、平凡な日が100日、格闘しながら過ごす日がその倍の200日、落ち込む日が50日、残りのわずかな日が心の芯から喜びを感じる日かもしれません。
すべて過ぎてしまえば、無色透明の空気みたいなものになってしまうのに、割り切れない感情にとらわれることだってあります。
それが人間というものなのかもしれませんね。
随分私の口説きが長くなりましたが、今日は「白の刺繍半衿」を紹介してみます。
それも控えめな小粋な半衿で、左右の刺繍量が異なる正絹半衿です。
源氏香(へんじこう)に唐草模様 (すべて白糸)
歌舞伎の隈取り(くまどり)模様 (ずべて白糸)
ドット柄 (白糸とわずかな金糸)
3点とも¥12.600の品
たかが半衿かもしれませんが、刺繍を重ね合わせる衿の上にポイントを持ってくると、面白味があっておしゃれ感が増すものです。
それもよく見ないと判らない点が気に入ってます。
どうか参考にしてください。
オブラートに包んで書き終えた記事の後に目に入った言葉のカレンダー。
「忍耐なくして成功はない」か・・・
しみじみ噛みしめながら、置かれている環境を見つめ直し私でした。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







