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数日前まで氷点下だったのが信じらなないくらいに、温かく穏やかな日になりました。
心も開放的になり、ジメジメしていた空気は一気に何処へやら・・・
待ちかねた春の訪れに満たされ、じっとしていられません。
そこで明日から月も変わることもあって、ウインドーのディスプレーを変えてみました。
地域の方に近づきたいという想いから、唐草模様に綿風呂敷(525円)に、入荷したばかりの和柄のキャミソール(1575円)とタンクトップ(1680円)を登場させました。
これは着物屋としての意外性を狙うこともありますが、自分の中で何かを変えたいと考える表れでもあります。
高価な商品を扱う店とはほど遠いかもしてませんが、和雑貨という切り口から「春の贈り物」としてのメッセージになればと思ってのことです。
こうして、カジュアルなウインドーが出来上がりました。
これから店内のディスプレーにも工夫したいと考えていますが、その前に京都です。
明日はその出張の日で、底が尽きたエネルギーを職先で蓄えて来たいと思っていますが、京都の春は店に届くでしょうか・・・
話は変わります。
春は別れと新しい出会いの季節です。
住み慣れた町を離れ、県外の大学に進む人もいれば、新しく社会人になられる方もいらっしゃるでしょう。
中には転勤で慣れ親しんだ職場が変わる方もいるかもしれませんが、定年で職場を離れなければならない方も少なくないのではないでしょうか・・・
身の回りで、そんな話が届き始めましたが、お世話になっている仕入れ先の担当者が3月いっぱいで身を引くことを聞かされて、とても寂しい気持ちでいます。
年上の彼とは、計り知れないくらい業界の未来を激論し合ってきた中だけに、翼をはぎ取られたような感情が走ってしかたありません。
妻と同じで、私が引退するまで同じ方向を向いて戦かったパートナーが、また一人、私の前から姿を消します。
出会いがあれば必ず別れがあると解っていても、理屈では割り切れない感情が渦を巻いています。
そのようなことを思うと、春は物悲し季節なのかもしれませんね。
この仕事を続けていく上で、このような寂しさは益々増えていくことでしょう。
それだけに、強くならないといけません。
2月は私にさまざまなことを問いかけた月でした。
これ以上振り返っても仕方ないので、新しい月に望みを託します。
それではお休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






