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全力で走り続けた5月も今日が最後です。
空青く、爽やかな風が清流が流れるように肌に触れ、疲れた体を癒してくれていました。
今月を振り返ると、雨の降る日が少なく、太陽のエネルギーをたくさんもらった気がします。
前向きに仕事と向き合えたのも、天気のお蔭だったかもしれませんね。
言葉を交わすことができない天気に向かって言うのも変ですが感謝しています。
では、今日の投稿です。
新しくこちらのフクロウのタペストリーが入荷いたしました。
(麻素材で90㎝丈・お値段は9450円の品)
月夜を背景に二羽のフクロウが寄り添うようにして枝に留まっている姿が夫婦のように映り、その優しい表情に心が癒されます。
向かって左がお父さんで、右がお母さんかな~
私の理想とする関係ですが、今の私には夢の世界になってしまいました。
このタペストリーを鏡にして私を映し出すには、随分無理があるのかもしれませんが、今日はお母さんの月命日です。
一月ぶりに会いにいってまいりました。
もしも元気でいたなら、明日からの百万石茶会に向かう着物の準備をしていたことでしょう。
大きなお茶会があると、約束事のようにして、新しい着物や帯を新調したがっていていましたが、経済的にゆとりがなくて我慢してもらっていたことを思い出します。
あの時、もっと素敵な着物を見立ててあげればよかったと思っていますが、それも昔の事。
永遠の別れの日から4年7カ月が過ぎ、時間の長さは悲しみから解き放され、些細な出来事だけが頭に思い浮かびます。
庭に水を蒔いていた姿。
ガラスを豪快に洗っていた姿。
ちょうど新緑が息づく、この時期でした。
朝日に照らされたガラスの水アカを目にすると、モーニングコーヒーを飲まずに体を動かしていた姿が目に浮かびます。
今ではお母さんに見習いたいと思って、体を動かすようにしていますが、その領域にはまだまだ届きません。
ここい、この花を捧げます。
今日は夏を予感させる向日葵を一輪入れてみましたが、お母さんにはこの向日葵が似合うよな~
花言葉は「あなたは素晴らしい、私はあなただけを見つめる、崇拝」だそうです。
誰かさんの気持ちと一緒であることに驚かせれましたが、お母さんと出会えて幸せでした。
楽しい時間を私たちに与えてくれてありがとう・・・
6月も全力投球で頑張ります。
遠くから応援していてくださいね。
それでは両足で踏みして歩いた5月を閉じたいと思います。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






