午前中は少しゆったりしていましたが、午後から咳を切ったようにお客様がお越しになられていて、息つく暇がありませんでした。
6月からこの会が始まるまでの静けさが嘘のようで、店の明かりを消し、「これで一日が終った!」と体を休めていても、パソコンを開くと商品の問い合わせがいくつも入っていて、なかなか緊張の糸を緩ますことができません。
そして、そこから仕事のシフトが変わります。
実店舗が眠りに入ると、そこからネット関係の仕事が始まる訳ですが、連日店が忙しいと、気力も底をついてしまって、正直、頭が回りません。
こうして記事を書いていても、パソコンから離れて、売り場の畳の部屋で大の字に仰向けになって目を閉じる時間もあって、疲れが容赦なく襲ってまいります。
「涙市」も残り二日間。なんとしてもここを乗り切らなくてはなりません。
お客様と交わした納期の期日。頼まれたお直しの仕事や注文品のことなど、落ち度がないように気を引き締めないとならなと思っているところです。
そんな折に、私の体を気づかって栄養ドリンクを差し入れてくださったお客様がいらっしゃいました。
娘が受け取って冷蔵庫に入れてくれていたのですが、閉店後、冷蔵を開けてみると10本入りの箱だったことに気づかされ、その心遣いに熱くなるものがありましてね~
私は、このようなお客様に助けられ店が存続できているのかもしれないと、改めて感じております。
厳しい時代だからこそ、お客様の優しさに触れては、もっともっと頑張って必要とされる店にならなくてはならないと勇気付けられているのでしょう。
だから弱音を吐いてはいけないんだな~
毎日がしんどいけれど、もう一度、もう一度空を飛んでみたいと思う気持ちになります。
そ~・・・、この仕事で。
365日がつまづきの人生ですが、諦めない気持ちがここから生まれるのかもしれませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






