今日で4日間開催された刺しゅう展を終えることとなりました。
この期間に足をお運びいただいたお客様には、心より感謝申し上げたいと思っております。
最終日の今日はお客様もまばらで、淋しい日になってしまいました。
今回の会を振り返ると、オーダーメイドの刺しゅう半衿は大好評だったように思っておりますが、全体としては目標としていたものには届かず、反省しなければならない点が幾つかありました。
いつも思うことですが、お客様が持つ着物への価値観の中に、新しい提案を落とし込むことって本当に難しいことです。
しかしそれが展示会というものではないかと考えています。
今回は刺しゅうの着物や帯が柱となるものでしたが、新しいお客様との出合いもあり、この店の違った側面を紹介することができたのではないでしょうか?
それは本物志向の方が、まだまだ多くいらっしゃることです。
そのことをどう受け止め、店作りの中で生かしていくかが問われているのでしょう。
会を開くたびに信頼と信用の重さが何であるかを教えられていますが、何事も挑戦することを忘れずに、着物の魅力を伝えられる店であるためにも、努力を重ねたいと思っているところです。
その意味でも、力をお貸しいただいた刺しゅう作家の森さんに感謝申し上げたいと思っております。
さて、この映像は県外からご相談をいただいた件でアップさせていただいた袋帯です。
その方は松竹梅柄の袋帯を探されていて、手元に2点の袋帯があったことから紹介させていただきました。
他にも探したいと考えておりますが、目に留めていただかたら幸いに存じます。
ところで、なんとも言えない疲労感が残っていて、明日は展示会の後始末をしなければなりません。
しかし、午後から着付け教室が開かれることもありまして、閉店後にできるとこまで作業を進めましたが、休む間もなく消化しなければならない仕事が待っていて、いつになったら心が休まるのでしょう・・・
簡単な記事となりましたが、今日はこれにて・・・
お休みなさい。