着物は 盛夏時期のものも作られていますが、近年、浴衣が注目されるようになり、夏の着物が浴衣に支配されているといっても、言い過ぎでないかもしれません。
そのような背景もありまして夏場の店作りに苦慮しておりますが、今日は涼し気な水色の夏小紋を紹介してみましょう。
それが竪絽(たてろ)といいまして、夏物の生地で染めた百合の花の小紋です。
エレガンスで華のある着物ではないかと思っておりますが、この着物に羅織の帯を合わせたものをアップしてみました。
とても綺麗でステキでしょ・・・
ホテル内でのお食事会や気軽なパーティの席にお似合いではないかと、勝手に想像していますが、小紋でありながら気品のなる着物ではないでしょうか?
百合の花を白と疋田絞り風に染めていて、一つの百合の花が大きく描かれているので、背の高い方が着たら映えるでしょうね~
セレブ感があって好きな着物の一つです。
その気姿がここにある雑誌の切り抜きです。
この着物を使った撮影したもので、涼しげで魅力的な着物だと思いませんか?
しかし、ステキな女性とのご縁に恵まれずにいましてね~
お値段も20万円余りのもので、着物の価値からしてもお高いものではありませんが、夏物ということがハードルを高くしているのかもしれません。
昨今、このような雰囲気の着物が少なくなっていることもありまして、ここに紹介させていただきました。
さて、明日は京都へと向かいます。
京都の仕入れ先を尋ねて歩く訳ですが、数件の和雑貨の仕入れ先がお正月飾りと干支物商品を発表していまして、その手配を済ませたいと考えているところです。
これから本格的な夏を迎えるというのに、新春の品揃えの用意をしないといけないなんて信じられないでしょう。
小さな小物でも受注生産に切り替わっていて、無駄を省くようになっていることがうかがえます。
それだけに景気動向を見据えた感が求められるのですが、ここに来て、ネット販売が個店を脅かすものに変わってきていて、外部環境の変化にも気を配りながらの仕入になりそうです。
と言いながらも、お客様に喜んでいただけるものを準備したいと思っています。
暑さも増していて、体力と気力を消耗することが想像できるだけに、今日は早めに体を休めて明日に臨みたいと思っていますが、都議選の結果も気になり、寝不足にならなければいいのですが・・・
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






