せっかくの日曜日なのに雨が降っていて肌寒さを感じております。
そして今日は母の日。お母さんにささやかなプレゼントを贈られた方も多いかと思いますが、その気遣いが家族の絆を深めるのではないでしょうか?
今年は和柄Tシャツを母の日に使われた方が多くいらっしゃって、少しばかり母の日に貢献できたのではないかと思っています。
しかし季節の変わり目とあって、初夏の着物提案が生活者に響いていないことに心を痛まております。
今は仕込みの時期だと考えて、SNSなどに情報を発信することに、無い知恵を絞ってあれこれ考えているいるところです。
さて今日は、袷物の着物から裏地が付かない単衣物の着物へと変わる時期なので、ヒワ系の無地風小紋を麻の染帯でコーディネートしてみたものをご覧に入れたいと思います。
そのコーディネートがこちらになります。
装いの色合いも浅く、単衣時期の着こなしとして爽やかさを感じていただけるかと思いますが、ごてごてしていない組み合わせに、品の良さを感じていただけるのではないでしょうか?
目立たない装いが、返って人の目を惹きつける女性の魅力を表現したものですが、とてもオシャレでしょう・・・
例えばこの装いでお出かけしてみたいと思ったときに、何か羽織るものがあればと思うことはありませんか?
道中や電車の中で帯出しというよりかは、コートや羽織があると見た目にもおしゃれを熟知した女性に見えますし、何よりも美しさを感じるものです。
そこで白っぽいレースの長羽織を重ねて、あか抜けした女性を演出してみました。
帯出しとは違った爽やかさと、女性が持ち合わせている色気みたいなものがベールに包まれた感じがして、センスの良さを伝えるものになるのではないでしょうか?
後ろ姿はこのような感じで、お太鼓柄がうっすらと確認することができます。
背縫いがないためにスッキリした立ち姿になり、レース模様の優しさからも人を魅了すものがあるのではないでしょうか?
単衣の時期らしい明るい色合いで、ご自身の着姿を綺麗にまとめてくれることでしょう。
こちらの撫松庵のレース長羽織はプレタ対応で、長さ100㎝/裄71㎝/袖丈51㎝の大きさ品になります。
素材が綿60%・ナイロン40%となるもので、小さくたたまれてもシワガ入るものではありません。
お値段は税別価格¥28,000とリーズナブルな価格となっていまして、一枚持って持っていらっしゃると、これからの時期に役立つものだと思うものがあり紹介させていただきました。
参考にされてみて下さい。
話題は替わりますが、着物愛好家から選ばれる店を創り出していくことって簡単なことではありません。
好みが多様化していて、着物の調達法もレンタルであったり、タンスに眠る着物であったりして、呉服店の出番が少なくなっていることもあり、その中で選ばれる店にして行くには、何か特別な特徴がないと生き残れない時代になっている気がします。
そのことに気づいてはいても、毎日が自己満足に終わっていて、何を強みに変えていったらいいのかが良く分かりません。
好きな商品を仕入れて、それをコーディネートして着物の魅力を伝えていくことが店の役割だと思っているのですが、美学に対する答えがないだけに、同じ価値観を持つ人を集めることが重要な課題かと考えています。
そのこともあってSNSを生かしたいと思っているのですが、ツボを呑み込めていないようで、すごく時間のかかるものになっていますが、毎日一つづつ情報を出すことを基本に、店の存在価値を高める努力を怠らないようにしたいです。
そして、その先に結果がついて来ると言い聞かせていますが、現実を見ていないのかな~
そのようなことを時々考えてしまいます。
どうであれ、この仕事に誇りを持って私にしかできないことを見つけ出したいと、もがいているこの頃です。
それではこれにて・・・
お休みなさい。