「現代の名工」の受賞者・浅野榮一さんと共に写した一枚の写真

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まず 今日はこの写真から。
先日、京都で取った写真です。
チョト恥ずかしいのですが、左側の着物を着た女性が、いつも苦労を掛けてしまっている私の妻。
右端の小さい男が、毎日ブログを投稿している私です。
記事を書く前に、私達の顔を始めて見る方も少なくないと思いますので、ご挨拶をさせて頂きます。
石川県の金沢市に隣接した白山市で、きものと和雑貨を取り扱う和物の店です。
夫婦で営む小さな店ですが、宜しくお願い致します。
皆さんの中には、想像していた人と違っていて、ガッカリしている方もいるのでは・・・・・
それはさておいて、中央に写っている男性の方は、江戸小紋を染めていらっしゃる職人さん 「浅野榮一」 さんです。
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この細かい縞の着物を染めた方で、得意技は 「縞」 。
(写真の映し出せないのが残念です)
写真では色無地のように見えますが、江戸小紋の縞柄を専門に染めている方で、私達の業界では「万筋」(まんすじ) の柄と呼んでいます。
伊勢型紙 「縞彫り」 の人間国宝 「故児玉博氏」 の型紙を使って 「手づけ」 といって、手で染める職人さんです。
その方が東京竺仙さんの展示会場にいらしていたもので、写真を一枚撮らせて頂きました。
実はこの方は、とてもご立派な方で、昨年の10月31日に 「現代の名工」 という賞を厚生労働大臣から授与された方で、染色業界から始めて選ばれたそうです。
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これがその表彰状です。
お断りをして、写真を撮られて頂きました。
私はこの賞のことについて、詳しくは知らないのですが、昭和42年に厚生労働省が設けた賞で、年に一回、産業の発展に寄与した技能者に贈られる賞だそうです。
私達が良く耳にする 「人間国宝」 は、文部科学大臣が指定したもので、「現代の名工」 は、厚生労働大臣が指定したもの。
しかも、染色業界から初めてとなると、その偉大さがお解かりになるのでは・・・・・・
浅野榮一氏が染めた、万筋の江戸小紋を持っている方は、このことを知って誇りに思えるのではないでしょうかね~
どうか大切にお召しになって下さいね。
私はこの写真を大切にさせて頂きます。
ありがとうございました。

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One thought on “「現代の名工」の受賞者・浅野榮一さんと共に写した一枚の写真

  1. はい、奥様が想像していた以上に容姿端麗でふくしまさんには、もったいない・・・・・
    大切にしてください

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